「Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR」〜Kalafina LIVE 2010 “Red Moon”〜 ライブリポート(1/2 ページ)
アニメ「黒執事」や「ソ・ラ・ノ・オ・ト」などに楽曲を提供するユニット、Kalafinaの全国ツアー「〜Kalafina LIVE 2010 “Red Moon”〜」が開幕した。5月29日に横浜BLITZで開催されたライブの模様をお送りする。
映画「空の境界」シリーズ(全7作)やアニメ「黒執事」「ソ・ラ・ノ・オ・ト」などに多数の楽曲を提供するユニット、Kalafinaの全国ツアー「『Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR』〜Kalafina LIVE 2010 “Red Moon”〜」。プロデューサー・梶浦由記のライブ開催3年目を迎えたツアーであり、梶浦自身も参加するユニットFictionJunctionとKalafinaが、全国5カ所で土日連続のライブを披露するツアーとなる(※仙台はFictionJunctionのみだが、オープニングアクトにKalafinaが登場)。その内5月29日、横浜BLITZで行われたKalafinaのライブをリポートする。
ツアータイトル・ナンバーからスタート
Kalafinaは劇場用アニメとしては異例、全7作で完結するという空の境界シリーズの主題歌を担当するために誕生したユニット。梶浦の作り出す幻想的な旋律と歌詞、そしてKalafinaの持つ歌声は高い評価を受け、空の境界シリーズ以外にも楽曲の提供を行うようになった。現在は2ndアルバム「Red Moon」も3月に発表され、そのニューアルバムからの楽曲のお披露目も兼ねたツアーになっている。
当日の横浜は生憎の曇りのち雨模様、傘がいるような、いらないような……そんな曖昧な空模様となっていたが、むしろKalafinaの持つ楽曲の世界観――曖昧で不安定で足下を揺さぶるような、それでいて光も見える独特の空気感を象徴するような天候ともいえる。約2000人のキャパを持つ横浜BLITZだが、そんな「ここでしか味わえない空気」を吸うべく集まったファンで客席は埋め尽くされていた。
オープニングはインストゥルメンタル曲「overture」からそのまま「red moon」へ。バックスクリーンに映し出される赤い月、そしてステージを照らす鮮紅のライトを浴びて、赤いドレスを着たWakana、Keiko、Hikaruの3人が歌い上げる。ニューアルバムのタイトル曲、そしてツアータイトルでもある1曲をオープニングで披露するあたり、この楽曲に対する思い入れを感じるような構成だ。
続く「テトテトメトメ」では、一転してアクティブにダンスを始める3人。ベリーダンス風の旋律&独特の振り付けで、歌いつつ3人集まって、楽しそうにくるくると廻るダンスにフロアーも沸いていた。3曲目「fantasia」もまたオリエンタルなイメージを抱かせるイントロからスタートするが、気付くと疾走感溢れるメロディに変わる不思議な印象の楽曲だ。なお、オープニングからの3曲はすべてRed Moon収録曲。1stアルバム「Seventh Heaven」は前述の空の境界用に書き下ろされた楽曲が中心となっていたが、Red Moonはアニメ・タイアップ曲ではない楽曲が大半を占める、通称「Kalafina第2期」を印象づける構成となっている。3曲目までもタイアップ曲ではなく、やはりKalafinaの活動が新たな域へと歩みを進めたことを感じさせる。
「どこにもない言葉」を音楽に乗せて
ここで最初のMCへ。フロアーを埋めたファンたちへの挨拶を終えて「3月にリリースしたRed Moonを引っさげてのツアー、また横浜BLITZに来ることができて本当に嬉しいです」(Hikaru)。
「横浜BLITZは去年の12月以来。ただいまー! しゅうまい大好きWakanaでーす! 今日初めて来てくれた方も、初めてじゃない方も、ここに集まれたことは奇跡です。皆さんもライブのメンバーです、楽しく行きましょう!」(Wakana)
MCで一体感をあおると、今日はRed Moonからの楽曲を多数お届けします、とアピールし、続く4曲目「sapphire」へ。この曲自体はアルバム未収録だが、最新シングル「光の旋律」のカップリング曲になっている。その後に「星の謡(うたい)」「闇の唄」と、対になるような2曲を披露した。星の謡のイントロで鳴り響いたのは、なんと尺八風なフルートの音色。ドラムのリズムも重く、まるで和太鼓を連想させるトライバルなナンバーだ。闇の唄ではアラブ風、こちらもある意味トライバルな、ダンスも激しい1曲に。
ここで再びMCに。歌い終えた楽曲の説明をしようとするKeikoに対して「まだ闇の唄の顔(楽曲イメージに合わせたやや険しい表情)になってる(笑)」と突っ込むWakanaに客席からも笑いが起こる。
続くMCはブレイク・タイムということで、楽曲とは離れて雑談風に。Hikaruにより「体育祭っていつ頃やる?」→「お弁当で入っていると嬉しいおかず」→「崎陽軒(横浜名物のしゅうまい店)について」と、不思議なトークが展開された。
7曲目からは1stアルバムの楽曲へ。「夏の林檎」はアイリッシュ・フルートが印象的なバラード、「fairytale」「ARIA」は空の境界へ提供された楽曲で、このシリーズからKalafinaを知るファンにとっては嬉しい構成だろう。この2曲にも挿入される(他の曲にも多いが)何語か分からないようなフレーズのコーラスは、「梶浦語」とも呼ばれる造語である。理解できないのは当然で、どこにもない言葉を創造し美しく歌い上げる。この仕掛けもまた、梶浦の楽曲やKalafinaに無国籍感を与えている。無国籍というよりは、異世界感とでも言うべきだろうか? 「どこにもない国の言葉」だからこそ、音楽のように言葉が響く。
Copyright (C) n3o Co.,Ltd All rights reserved.
-
「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
-
毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
-
【編み物】黄色の毛糸で5つの四角いパターンを編み、つなげると…… 鮮やかな大作の完成に驚き
-
「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」【大谷翔平激動の2024年 愛犬もすっかり“大スター”に】
-
そば屋の看板のはずが…… 雪で“別の店”みたいになってしまった光景が北海道の豪雪のすさまじさを物語る
-
甥っ子に貸したらボロボロの廃車で返ってきたリトルカブ バイク好きの本気修理と“思い”に「なんか涙出ちゃう」「思わず全部観てしまった」
-
刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
-
絵師が4年間イラストを描き続けたら…… 劇的な成長に思わず感動 「努力の賜物」「素晴らしい」
-
【今日の難読漢字】「勿忘草」←何と読む?
-
酔った彼女に花束を渡してみたら…… まさかの行動が660万表示「躍動感エグいwww」「ずっと待ってたんだよ、きっと」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
- 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
- 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
- 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
- “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
- 「バグってる」 シャトレーゼの“864円で買える”「1人用クリスマスケーキ」に大絶賛の声 「企業努力すごい」
- 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
- トイレットペーパーの芯を毛糸でぐるっと埋めていくと…… 冬に大活躍しそうなアイテムが完成「編んでるのかと思いきや」【海外】
- “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」