寧々さんがたくさん!? オタクの祭典、コミックマーケット78開催!【コスプレ画像多数】

オタクにとって、「夏=コミケ」を意味する。今年もこの季節がやってきた。コミケに行かずして、夏は始まらない。コミケに行かずして、帰省はできない!

» 2010年08月19日 16時05分 公開
[加藤宗肖,ITmedia]

コスプレ写真が多めですが気にしないでください

国際展示場へ向かう待機列は、聖地へ向かう巡礼者のようだ

 コミックマーケット(以下、コミケ)のメインイベントである、同人誌即売会は日によってジャンル分けがされている。今年は、1日目が一般系(ゲーム系、芸能系)、2日目は女性系とデジタル系(ジャンプなどの少年漫画、自主制作音楽など)、3日目には男性向けとその他創作(ギャルゲー、雑貨制作、評論系)と分かれ、3日間で約3万5000サークルが出展した。昨年からは、東方Projectが2日目に移り、参加者が分散したとはいえ、全日程相変わらずの大混雑であった。

 一般サークルでは「シャッター」「壁」といわれる、展示場の壁面伝いに配置される人気サークルが目立った。作品を購入するための列は展示場外にまでおよび、数百人の待機列が動く際の「待機列通ります!」という怒号もコミケの風物詩だ。

 コミケの魅力は、長蛇の列を作るサークルだけではない。「島中」といわれる会場中央付近のサークルを巡れば、思わず唸ってしまうような、自分好みの絵柄を描くサークルに出会えることもある。時には歩みを止め、サークル参加者と創作物についての会話が始まることもある。実にアットホームだ。売り手も「参加者」、買い手も「参加者」、立場に上下はない。同好の人々が集まり、皆でイベントを作ろうという雰囲気こそ、筆者がコミケ好きな理由でもある。

 また、コミケに参加して、コミック以外のサークルを覗かないのはもったいない。コミケといえばコミック同人誌が目立つが、コミケはコミック同人誌だけではない。評論、鉄道や自動車の考察本、写真集やゲームソフト、自主製作音楽CDといったコミック以外のサークルも多い。他にもアクセサリー制作のサークル、和人形を販売するサークルまであり、自主制作物であれば何でもありの状態だ。今では音楽ヒットチャート上位の常連な「Sound Horizon」も、かつてはコミケの自主制作音楽ジャンルで参加していたのも記憶に新しい。コミック以外のサークルも訪れ、同好のサークルを掘り当てるのもコミケのだいご味といえるだろう。

 一方、企業ブースでは、版元といわれる各ゲームメーカーや出版社だけでなく、月姫、fateといったヒット作を飛ばした同人サークル出身企業「TYPE-MOON」、キティラー(キティ愛好家)を萌え化したグッズを販売するサンリオウェーブのブース「ハローキティといっしょ!」といった様々な企業が約150ブース出展した。参加者はコミケでしか手に入らない限定グッズを求めて数時間の待機列を作り、会場ではキャラクターがプリントされた紙袋を持つ姿が目立った。

コスプレ広場は大盛況

 もちろんコミケの風物詩ともいえる、コスプレも例年通りの大盛況だった。コスプレ会場は、噴水のあるレストラン街外と、西館外の屋外展示場の2カ所。3日目には、企業ブースのある西館屋上展示場も解放された。レイヤー(コスプレをする人たち)の方々を見ると、東方Project系、ラブプラス、ヘタリアが目に付き、レイヤーの姿から“業界”の流行がよく分かる。もちろん、セーラームーンやストリートファイターといった定番コスプレも健在だ。

 それでは、みなさんお待ちかね、麗しきレイヤーさんたちの姿をご覧頂き、本リポートのシメとしよう。









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