コナミは本日(5月11日),2001年3月期決算説明会,および同社グループの中期経営計画説明会を都内のホテルで開催した。この発表会の模様はインターネットを介して,会場に来られなかった株主などにも配信された。
特に中期経営計画の発表は,今後の同社グループの方向性が明らかにされ,集まった報道陣らの注目も高かったようだ。2002年のニューヨーク証券取引所上場に向け,さまざまな展開を図るとともに,持ち株会社へ移行するようだ。
壇上に立った同社代表取締役会長・上月景正氏は,“今期事業の目玉”として3つのポイントを挙げた。
1つめは,ピープル(コナミスポーツライフに名称変更予定)の子会社化に伴う,HE事業への注力。ヘルスセンターなどに設置されるフィットネス機器に,エンターテイメント要素を加味。将来の家庭用ゲームへフィードバックするといった,シナジー効果も狙っていく。
2つめは,パチスロ市場への本格参入。上期中に第1号機を出荷したい意向だ。納品は中間流通を使わずに,コナミ自身の手で行うという。3年後には市場シェア10%を獲得したいとしている。
最後は,ゲーミング事業。米国のカジノでの認知度を一気に高めるという。米国のカジノ合法州すべてにおいてライセンス取得を目指し,海外での市場シェアを早期に20%へと伸ばしたいとしている。
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