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人間と共存がすぐそこに! ROBODEX明日開幕
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2002年3月27日 |
明日（3月28日）から4日間，パシフィコ横浜にて開催されるロボット博覧会「ROBODEX 2002」。本日（27日），同会場にてプレス向けのプレビューが行われた。
今回の出展数は全部で27団体。CMなどでお馴染みとなったホンダのASIMOやソニーのAIBO，または工業用にいたるまで，多くのロボットが出展されている。
エンタテイメントロボットに賭けるソニーが力を入れて出展していたのは，本邦初公開となる「SDR-4X（試作機）」。このロボットは，内蔵された各種センサーからの情報に基づいて，全身38カ所の関節部をリアルタイムに処理する「実時間統合適応制御システム」を搭載している。また数万語の認識ができ，歌を歌うことができるのが特徴。不整地歩行も可能で，10ミリの凹凸路面ならば苦もなく歩くことができる。
同社のブースでは，「DREAM THEATER」と銘打たれた特設舞台で華麗な歌と踊りを披露！ あらかじめ入力されたデータだけで和音を創り出す音感（？）と，ビブラートをも使いこなすその歌は，アイドル顔負けの歌唱力。目の当たりにした関係者も思わず見入ってしまうほどだ。
ちなみにこの「SDR-4X」は，「年内には発売したい」（ソニー・土井上席常務）という声も。気になる価格は「まだ決まっていないが，高級乗用車が買えるぐらい」（土井常務）というが，はたして!?
また同社は丸くかわいい「Q.taro」も参考出品中。これは，手などをかざすと体温に反応して近づいてくる球体ロボットで，直径17センチ，重さ約1キログラム。声や音にも反応するので，オーディオ機器などに接続して音楽に合わせて踊る，ということも可能だ。そのかわいさから，特に女性の注目を集めていたのが印象的。
ホンダブースでは，ご存知「ASIMO」が登場。最近ではIBMの受付役をしたり，NY証券所で取引開始の鐘を鳴らしたりと各所でひっぱりだこの「ASIMO」だが，今回も“坂道で片足立ち”の新技を披露してくれたぞ。
会場には「ASIMOグッズ売り場」も登場しており，その人気も上々のよう。特に手のひらほどのアクションフィギア（1,500円）もあるので，本物に手が出せない普通の人はこちらを購入するのもいいかも!?
バンダイからはホームエンターテイメントロボット「BN-7」（試作機）が出展。これは，あらかじめ認識させておいた人の顔を7人まで識別できるほか，音声認識能力と会話能力も搭載。6万5000語の言葉で返答することができる本格的なロボットだ。
ブースに設置されたステージでは，実際に家族の中にいる場面が再現され，女の子とMCの顔を識別して見せたり，声の指示でテレビを付けたりとその性能を見せてくれていた。少し認識が甘いことをのぞけば，充分実用化の可能性がありそうだ。
ブース裏には，歴代BNシリーズも展示されておりこちらも必見。ネコ型あり，恐竜型あり……と，“エンターテイメント”で試行錯誤してきた同社の足跡を，ここで見ておこう。
[SOFTBANK GAMES]
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