Xbox用にも続々！MSゲームスタジオ新作はコレ

2003年3月8日

　GDC会場に隣接するヒルトンホテルの一室では，Microsoft Game Studiosの新作完成披露会が実施。PC用やXbox用ソフトの新作がお披露目された。

　今回，披露されたのは，PCゲームの「FreeLancer」とXbox用タイトル「Kung Fu Chaos」。ここでは，ほかの開発中ソフトも展示されたXboxタイトルに限って説明していこう。

　一番目立っていた「Kung Fu Chaos」は，最大4人対戦が可能なドタバタ格闘アクション。映画監督「Shao Ting」の元に集うのはカンフースター……だけじゃなく，忍者に子連れ狼にショットガン撃ちまくり娘（しかもドレッド）!?　そんな奇天烈な連中が映画のセットで繰り広げる，簡単操作のバトルロワイヤル格闘アクションだ。ルールは簡単，自分以外はみんな敵！ ライフを0にするかセットから落としてやっつけるだけ！

　舞台となる映画のセットも多種多彩。ごく普通のカンフー映画のセットはまぁ当たり前として，氷山に激突して沈没する豪華客船に（タイタニック？），恐竜の徘徊する島（ジュラシックパーク？）に，巨大なUFOの攻撃にさらされる巨大都市……というまさに映画の世界が展開するぞ。

　ステージクリア後にはリプレイをハードディスクにセーブして，Shao Ting監督によるディレクターカット映像が楽しめるのも特徴となる。

　続いては「Halo2」まで待てない！　というコンシューマ向けFPSファンにぴったり「Blute Force」。チーム制で，プレイヤーをチェンジしながらミッションを進めていくゲームとなっている。もちろんXbox Liveでの対戦もサポートする。「Halo」でFPSにハマり，「マズルフラッシュ」に続くFPSはどれだ！ と飢えている方にお勧め。「Halo2」は来年になってしまったみたいですし……。

　また密かに展示されていた（すぐ「Kung Fu Chaos」に変わってしまいました……）のが「Midtown Madness3」。PCでヒットしたフリースタイルドライビングゲームがハードをXboxに移して登場する。

　本作の舞台になるのはパリとワシントンD.C.。リアルに再現された町並みを実車でプレイヤーの思うように走ることが出来るのが特徴だ。もちろん，対戦モードも装備し，Xbox Liveにも対応。写真がないのが申し訳ない。なお，これら3作品は時期未定ながら日3本でも発売されるというぞ。

　最後に紹介するタイトルは「Tao Feng: Fist of Lotus」はあの残虐行為手当格闘「モータルコンバット」シリーズの開発者による3D格闘。障害物を使用した攻撃や部位ダメージといった新機軸の要素が採用されている。もちろん，流血は当たり前。ゲームはヴァンパイアセイバー方式のゲージ制を採用し，ゲージがなくなって倒れるたびに服が破け，肌は傷だらけに！　と，ある意味モータルコンバットキラーなのだが，日本での発売予定は現状なし。日本じゃ「モータルコンバット・デッドリーアライアンス」が（Xboxじゃ）出ないことを考慮して再考してくれないかなぁ……。

　ちなみに，会場では「FreeLancer」と「Kung Fu Chaos」が無償提供されるという大盤振る舞い。さすが天下のマイクロソフト様ですな。

[SOFTBANK GAMES]