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「ロボットは人生のパートナーに」ソニー土井氏
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2003年4月2日 |
■地雷除去からフルート吹きまで――新技術の粋を集めた研究所ロボット
「ROBODEX」会場では,企業ブースのほかにも大学や研究所などで開発されたロボットも展示されている。
地雷探知ロボットを多数出展したのは東京工業大学。地雷原での作業を1〜2メートル離れて作業できるロボットや,地雷原を自律走行して撤去するバギー車輌などが登場している。
また,「ROBODEX」常連の早稲田大学からは,喜び,怒り,驚き,悲しみ,恐れ,嫌悪といった情動を表現する「WE-4R/H」,プロアーティストとの共演も控えるフルート演奏ロボット「WF-4」などが出展。このほかのブースでも,車いすがロボットになった「WATSON」(奈良先端科学技術大学院大学),体が動かない人の動きを補助する「マッスルスーツ」(東京理科大学)などの先端ロボットを多数見ることができるのだ。
会場で行われた記者会見でソニーの土井氏は,「ロボットは人間にとって人生のパートナーになるべき。少なくともソニーはそう考えている」とコメント。ホンダの広瀬氏も,「ロボットはあくまで機械。これからは使う側の立って“心”の面からソフトを考えることが大事」と,これからのロボット開発の道筋を話していた。
'51年4月の「鉄腕アトム」連載スタートから50年。いよいよ産業として花開こうとしているロボット産業の最先端を見ることができる「ROBODEX 2003」は,4月6日までパシフィコ横浜で開催される。なお最終日の4月6日には,アトム誕生の前夜祭も行われる予定だ。詳細は公式ページで確認すること。
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