これはいい釣り――「ニッポンのあそこで」って……どこ?
ニッポンのあそこと言われても……。SCEは地図をエンタテインメントにした一風変わったソフトを発売する。ニッポンのどこかでなにかを釣り上げる!
ニッポン全国津々浦々、調査して地図を完成させていく
「ニッポンのあそこで」は、宇宙旅行代理店「コズミック・チューリスト」惑星調査部に所属する新入社員・ナビッチュとともに、「ニッポン」を調査し、各地の有名施設や天然記念物などのご当地品を地図上に出現させることが主な目的となる。
主要な建物やスポットなどには調査ミッションが設定されており、例えば歌舞伎町など全国5大繁華街を調査したり、ゲンジホタルから海ホタルまで、いろんなホタルの調査、絶叫マシンの遊園地調査など、多岐にわたる。これらを調査していくことで、プレイヤーも知っている(あるいは知らなかった)地図が完成していくことになる。
この調査方法が一風変わっている。建物や施設など、地図上にあるはずのものがスタート直後はなくなってしまっている。代わりに、地図の下にゆらゆらと泳ぐ魚影がある。この魚影こそ、あるはずの施設などを食べてしまった調査魚の姿なのだ。ナビッチュの乗るUFOをウキにして、調査対象を釣り上げるとミッションクリアとなる。釣りの方法はルーレットバトルを採用。目押しで見事釣り上げると、魚は目的の施設や特産品を吐き出すのだ。
調査が進むにつれて、建物が乱立してくるニッポン。各都道府県の調査達成度などのほか、ナビッチュに着せるご当地コスチュームなどもあり、コレクション要素はこれでもかと収録されている。銀行やコンビニに至るまで、収録施設は約60万件と、実際の地図代わりとしても使用することができる。
さて、ミッションが進むと完成してくる地図は、日本全国を2万5000分の1で3D化して収録しており、住所や駅、スポットから検索することもできる。Place Engine(※)を搭載しているので、無線LANの電波さえ届けばPSP本体のみで現在地を知ることも可能と、持って出かけるうれしい機能も。お気に入りの場所をオリジナルスポットとして登録することもでき、PSPカメラで撮影した写真を貼り付けて管理することもできる。アドホック機能で友人と共有したり、ソニーマーケティングの運営するSNS「ペタマップ」と互換しているので、ネットで作り上げたスポット情報を公開することも実現している。もちろん、ネットで公開されているスポット情報をダウンロードして取り込むことも可能だ。
キャラクター
キャラクターデザインは、「Pinky」やNEC「バザールでござーる」のキャラクター「バザール・デ・ゴザール」、「ニャッキ!」などを手がけた伊藤有壱氏が担当している。
- ナビッチュ(宇宙ネズミ族):宇宙旅行代理店「コズミック・チューリスト」惑星調査部に所属する新入社員(試験採用中)。「ニッポン調査」に派遣され、UFOでニッポン上空に飛来中
- カチョウ(宇宙ネズミ族):ナビッチュの直属の上司。「チキュウ調査」に出向いているチュ達統括のため、母船に滞在中。気分屋で、威張ると厳しくするのが大好きな、やっかいな上司
- ヴリコさん(所属不明):宇宙旅行客を主な対象にした「地域特産物・みやげ物」の販売をしているショップ店主。土地にとけ込むことが得意で、地元の方言も使いこなす
- ボス(宇宙ネズミ族):今回の日本調査を命じている張本人。コズミック・チューリスト社の社長だが、その素性は隠されている謎の存在
「ニッポンのあそこで」 | |
対応機種 | PSP |
ジャンル | 地図・エンタテインメント |
発売予定日 | 2008年5月1日 |
価格(税込) | 3980円 |
対応 | インフラストラクチャ対応、アドホック対応、PSP専用カメラ対応 |
プレイ人数 | 1人 |
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