その歩き方で大丈夫? 「ZIKTO Walk」で姿勢を正しく美しく!(2/2 ページ)

» 2016年06月05日 08時00分 公開
[すずまりITmedia]
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「歩きスマホ」と指摘されまくる日々

 実際、ZIKTO Walkを手首に巻いて歩いていると、ふとした瞬間に振動で注意を促されます。筆者の場合は「PH」(歩きスマホ)を頻繁に指摘されてしまいました。それもそのはず。さすがに画面を見ながら歩いてはいませんが、移動中はスマホを手放さず、いつでもスマホを見られるように、スマホを持った腕は常に上がりっぱなしだったからです。

ZIKTO Walk 振動したと思って見れば、90%の確率で「PH」です・・・・・・

 「MU」(猫背)もよく指摘されました。これは歩きスマホと交互に言われることが多かったのですが、Ingressというバーチャル陣取りゲームをするために歩いているときがほとんどでした。夜中、人気の少ない住宅街で、ちょくちょく立ち止まってはスマホの画面をチェックしているのですから、首は下がり、手は上がったまま、のろのろ・・・・・・。典型的な猫背だったのだと思います。

 雨の日に傘をさしていたら歩きスマホだと言われたことはありますが、それ以外は確かにそういう歩き方をしていたので、弁解の余地はありません・・・・・・。

 なぜZIKTO Walkがそこまで分かるのかというと、足の動きと腕の振り方から、どのような歩き方をしているかを分析しているからです。

 ここにたどり着くまでに、2014年から正常な歩行をする人達の歩行を測定しつづけ、データを集めて分析を重ねてきたといいます。おかげで、ウォーキングインストラクターと歩いているような気分になれます。

ZIKTO Walk ときどきなぜか「I LOVE(ハートマーク) U」といわれます。アメとムチかもしれません

たくさん歩いているはずが、なぜか体はガチガチに凝っていた

 頻繁に指摘されていると、やはり気にせざるをえません。まずは指摘されない歩き方を心がけなくてはと思ったのですが、同時にあることに気付かされました。

 ゲームのおかげで1日の歩数は1万歩以上に達することがよくあります。数字だけ見れば、健康的に活動しているように見えますが、実は体はガチガチだったのです。

 腰に痛みを感じることがありましたが、特にひどかったのが背中全体でした。仕事中など、同じ姿勢でいてから椅子から立ち上がろうとすると、体全体がギシギシしたような、鈍い痛みを起こすようになっていました。むくみも日常茶飯事で、こんなに毎日活動しているのに、どうしてこんな体調なんだろうと疑問でした。

 ZIKTO Walkに歩き方を指摘されるようになって分かったことは、歩いているとき上半身がほとんど動いていなかったということでした。両腕はスマホに添えて上げたまま、首は下に傾け、膝から下だけでのとぼとぼとペタペタ歩き。さらに重たい荷物の入ったバッグを左肩に提げているときは背骨が斜めに、斜めがけにしているときは、背中と腰をベルトで固定したような状態になっています。

 そんな姿勢を続けたまま、ろくにほぐすこともない生活を続けていたため、歩けば歩くほど調子が悪くなっていたのです。最近は特に痩せにくくなったと感じていますが、これではいくら歩いても効果はでないですね。

体形バランスを整える動画がけっこういい!

 ZIKTO Walkのアプリには、ZIKTO Walkを右手首につけて20秒歩くことで、体形のバランスを測定する機能が用意されています。

 実際にやってみたところ、ボディと腰に問題がありそうだと分かりました。また、想像したとおり、いつも鞄のベルトをかける左肩が上がっていました。腕を振って歩いただけで、そんなゆがみもバッチリ検出されてしまうとは驚き。

 「だったら、どうしたらいいの?」という問いに答えるかのように、ZIKTO Walkでは対策として3種類のエクササイズを紹介しています。これが個人の状態で違うかどうかは未確認ですが、私の場合、「Side Plank」「Reverse Crunch」「Hip extension balance」を見ることができました。動画は韓国語ですが、英語の解説と動画付き。文字や言葉は分からなくても、動画そのものを見ればやり方は理解できますし、それぞれ3セット分用意されているので、真似をしているだけでOK。

ZIKTO Walk 「Side Plank」見ながら一緒にできるよう、3セット分の動画とタイマーが表示されます
ZIKTO Walk 「Reverse Crunch」。膝を90°に曲げた状態で上げ下げします。20回×3セット

ZIKTO Walk 「Hip extension balance」。四つんばいになって、左右逆の手足を片方ずつ上げます。20回×3セット

 激しいエクササイズではないものの、全身の筋肉をカバーしているので、動画と一緒に一通りやっているとじんわり汗がでてきました。Side Plankではヨロヨロしたりして、自分の筋肉の弱い部分がハッキリ分かり、そのためにゆがみやすいのかもと思わされました。これならできそうと思えるところもポイントです。すべてとはいわなくても、毎日どれか2つずつはやろうと決め、現在実践中です。

「姿勢よく歩こう!」 着けていると意識が変わるデバイス

 「こんなに歩いてるのに太った」というのは自虐ネタとしてよく使っていたのですが、太りやすい年齢になっていることもあり、このまま歩き続けても、果たして健康維持につながるだろうか? という疑問はありました。ZIKTO Walkを使ったことで、自分の歩行が間違っていたと気付けたのは大きな収穫です。歩き方や姿勢が大事なんて当たり前と思われるかもしれませんが、実践できているかどうかは別なのです。

 可視化をするだけという活動量計がまだまだ多い中、歩き方と姿勢をチェックし、具体的なエクササイズを提案しているので、改善へと一歩進めるところがメリットといえるでしょう。

 姿勢を保つためのエクササイズの実践もさることながら、自分なりに、もう少し荷物を減らす、ゲームのために歩くときは軽いショルダーバッグだけにする、できるだけ前を向いて歩くことを心がける、腕の振りと上半身の動き(ひねり)を意識する、歩幅は広めに、ダラダラ歩きを止める、の6つを心がけようと考えています。

 できれば、歩数の中で、姿勢良く歩けた歩数と、その消費カロリー、なんていう項目があったら面白いかもしれません。

 ちなみに、活動量に関する表示はかなり簡素です。また睡眠はかなり長めに記録されてしまい修正できないので、今後の改善が期待されます。

ZIKTO Walk 活動量も表示されますが、情報は極めてシンプルです
ZIKTO Walk 睡眠以外の活動の詳細はこの「トレンド」画面に集約されています

ZIKTO Walk 「ミッション」をクリアできた日、できなかった日がわかりますが、「ミッション」の設定はできないようです
ZIKTO Walk 睡眠は自動的に記録されますが、入眠の判定に苦戦していそうです

ZIKTO Walk 睡眠の詳細。サイクルが表示されていますが、間違っていても修正できません
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