スマートウォッチとも共存できる、さりげない活動量計――Misfit「RAY」(1/2 ページ)
Fossilの1ブランドとなったMisfitから、細身でスタイリッシュな活動量計、「RAY」が登場しました。これまでのボタン型から、スマートウォッチと重ね着けもできる円筒形のデザインになって、普段使いもしやすくなっています。
Fossilから、新しい活動量計「RAY」が発売されました。2015年11月にMisfitをFossilグループ傘下にしてからの、初のMisfitブランドのウェアラブルデバイスとなります。
その特徴や使用感などをお届けします。
充電不要で50m防水
RAYの本体はカーボンブラックとローズゴールドの2色を用意しています。カーボンブラックはブラックスポーツバンドかグラックレザーバンド、ローズゴールドはブラックスポーツバンドかグレーレザーバンドの組み合わせが選べます。
本体は直径12mm、長さ38mmの円柱型で、バッテリーを入れてもわずか8gと非常に軽量です。本体の両サイドからキャップ部分とバンドが外れるようになっており、バンドは交換可能。1サイズで長さを細かく調整できます。ただし、本体から少々外しにくいため、出かける直前に交換するのは難しそう。バンドだけを交換するというよりは、側面のフタごと変えられるほうが扱いやすそうです。
バッテリーは「393」ボタン電池が3個(SR754W、SR48Wと互換性あり)。これにより約半年間は交換することなく歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠サイクルといった活動量をトラッキングし続けられます。もちろん数日ごとの充電も不要。しかも、着けたまま泳げる50m防水となっています。
本体にボタン類は一切なく、非常にスッキリとしたデザインに仕上がっています。LEDが1つついており、タップするとLEDが光り活動の目標達成率を示すほか(1600万色対応)、電話とメールの着信を通知してくれます。また、長時間座っていると振動で活動を促すアラート機能「Misfit Move」もあります。ただし振動は弱めなので、目覚ましに使う際は注意が必要です。
測定データは専用アプリ「Misfit」にBluetoothで転送して管理します。測定データ以外にも、食事、体重、安静時心拍数、睡眠、活動量を手動で登録できるようになっています。
メインの表示が「ポイント」になっているのはMisfitの活動量計の特徴の1つ。アプリでは、ユーザー情報として設定されている年齢、身長、体重などを元に、Misfitが独自の方法で達成すべき「ポイント」を自動的に算出します。この目標に対して、今自分が何ポイントまで到達しているかで活動量をチェックするわけです。いつの活動が何ポイントだったかは、アプリのホーム画面のタイムラインで確認できますが、筆者の例で計算したところ、0.38kcalごとに1ポイント加算されるようです。
「ソーシャル」タブの中では、このポイント獲得数を友達と競うことで、自然と活動量を上げる工夫も盛り込まれています。
このほか、「Misfit Link」というアプリを別途スマートフォンにインストールすることで、IFTTT(イフト)連携が可能となり、デバイスから端末をリモート操作できるようになります。例えばデバイスを3回タップするとスマートフォンの着信音を鳴らす、iPhoneのシャッターを切る、音楽再生をコントロールする、特定の文言をツイートする、といったことができるのです。これは他の活動量計には見られないユニークな機能となっています。
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