文化庁メディア芸術祭、Perfumeのプロジェクトや「勝手に入るゴミ箱」「クラタス」が受賞
アニメーション部門には「おおかみこどもの雨と雪」も。
第16回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が12月13日、発表された。テクノポップグループPerfumeのWebプロジェクトや、ネットで話題になった「勝手に入るゴミ箱」などが約3500作品から選ばれた。
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門あり、エンターテインメント部門ではPerfumeの世界デビュープロジェクト「Perfume "Global Site Project"」が大賞を受賞した。Perfumeのダンスのモーションキャプチャデータと音源を無償で公開して、作品を作ってもらうという試み。消費者による2次創作を「公式に、用意周到に後押しした」ことが評価された。
同部門ではほかにニコニコ動画で人気を集めた「勝手に入るゴミ箱」、人間が乗れる巨大ロボット「KURATAS」(クラタス)などが優秀賞を受賞。新人賞にはFacebookでまとめて「いいね!」が付けられるGoogle Chrome機能拡張「どうでもいいね!」などが選ばれた。
アニメーション部門では大友克洋氏の「火要鎮」が大賞を、細田守氏「おおかみこどもの雨と雪」などが優秀賞を受賞。新人賞には「LUPIN the Third ~峰不二子という女~」が入っている。昨年はアニメーション部門で「魔法少女まどか☆マギカ」が大賞を受賞した。
マンガ部門ではブノワ・ペータース氏とフランソワ・スクイテン氏の「闇の国々」が大賞に。相田裕氏の「GUNSLINGER GIRL」などが優秀賞を受賞した。アート部門では、声楽家を角度可変の台座に立たせて歌わせる「Pendulum Choir」が大賞に選ばれた。また功労者として、ガンダムのメカデザインを手がけた大河原邦男氏らが挙げられている。
2013年2月12日に受賞者への贈呈式を行い、2月13日から24日までの間、国立新美術館(東京・六本木)をメイン会場に、受賞作品を展示する。
関連記事
搭乗可能なロボット登場 萌えもコスプレもない漢のワンフェス
「ワンダーフェスティバル2012[夏]」リポートは、1/1のやら乗車可能やらでロボ成分多め。第二次世界大戦車両と、飛ばないけどすごい紙飛行機も紹介。動いてゴミをキャッチする「勝手に入るゴミ箱」がすごい
ゴミ箱が自分で動いてごみをキャッチしにいく、そんな未来はもうすぐそこ?「魔法少女まどか☆マギカ」、文化庁メディア芸術祭のアニメ部門大賞を受賞
第15回文化庁メディア芸術祭で、「魔法少女まどか☆マギカ」がアニメーション部門の大賞を受賞。エンターテインメント部門ではGALAXY SIIを宇宙に飛ばすプロジェクトが大賞になった。まどマギのラッピングカーや一挙上映も 文化庁メディア芸術祭作品展が2月22日から
2月22日からの第15回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展では、受賞作品の展示や上映などが行われる。アニメ部門大賞「魔法少女まどか☆マギカ」の痛車展示も。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.