第12回MMD杯、「艦これ」が一大勢力に 暫定集計でトップ3独占
応募作のうち1割近くが「艦これ」関連作でした。
MMD動画のコンテスト「第12回MMD杯」の本選投票が3月3日に締め切られ、獲得ポイントの暫定集計値が公開されています。それによると、トップ1~3位はいずれも「艦隊これくしょん」をメインにした作品(!)でした。2013年6月に誕生した新ジャンル(MMD艦これ)が、約半年で一大勢力となったことが伺えます。コンテストの詳しい結果は、8日の閉会式で発表されます。
1位「艦娘たちの円舞曲」
2位「艦隊これくしょん 序章~Overture~」
3位「イーノックが艦娘たちと踊ってみたようです。」
暫定集計値で1位を獲得したのは「艦娘たちの円舞曲」。大勢の艦娘によって「進撃の巨人」「蒼き鋼のアルペジオ」「ゆるゆり」のアニメOPを再現した作品で、躍動感がすごいことになっています。2位の「艦隊これくしょん 序章~Overture~」は、「泣ける艦これ」タグが示す通りの感動大作。作者の必殺仕事Pは、昨夏の「【新番組】アニメ 艦隊これくしょん【嘘CM】」でも話題になりました。
ちなみに、1位と2位のポイント差はわずか3ポイント。これはMMD杯史に残る大接戦で、実質同時優勝と言えるかもしれません。そして、3位は、艦娘たちが「エルシャダイ」のイーノックと踊っている作品です。とても楽しそうなダンスが印象に残ります。
今回の第12回MMD杯本選に投稿された作品は約790本。このうち「MMD艦これ」タグが72本に付くなど、全体でも1割近くが関連作となっていました。また、投稿期間に間に合わなかった「遅刻組」にも、「海月の夢」のような大作が現れています。こちらは構成・演出がずば抜けていて、「ミッドウェー海戦」「飛龍」の知識があるとより深く楽しめます。
「MMD艦これ」は昨年6月、「島風」のモデルが作られたことで幕を開けました。2014年3月時点では、配布中の艦娘たちは100人を突破し、提督や敵キャラ、アイテムなどを含めると200種類以上が公開されています。動画数も、昨年8月は230本でしたが現在は3500本以上。“MMD艦これワールド”はどこまで繁栄するのか。今後も要注目です。
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