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「将棋電王戦FINAL」来年3月14日に開幕! 元チェス世界王者・カスパロフさん「1試合でも勝てる限り、人間vsコンピュータは終わらない」

記者発表会に元チェス世界王者のカスパロフさんが登場。

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 ドワンゴと日本将棋連盟は11月26日、「将棋電王戦FINAL」の対戦カードを発表した。対局は来年3月14日~4月11日の毎週土曜日に行う(全5局)。

将棋電王戦FINAL

 記者発表会には、特別ゲストとして、元チェス世界王者のガルリ・カスパロフさんが登場。先手・後手を決める「振り駒」を行い、これにより第1・3・5局がプロ棋士の先手番となった。カスパロフさんは、1996年~1997年に当時の人類最強プレイヤーとして、IBMが開発したチェス専用のスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」と対戦。96年は3勝1敗2分で勝利するも、97年は1勝2敗3分で敗北し、世界を震撼させた。

カスパロフ氏降臨に「予想外すぎる!!」「これは好手」
「かっこいいな」「ファイナルに相応しい」
登場直後。「88888888」

 「文明は発達が止まる事はない。コンピュータが人間を超える事は必然なんだ。そしてそれさえも人間の知性の勝利と言える。チェスも将棋もその真理はひとつ。2つの知性の闘いだという事だ。コンピュータに敗れようとも、人間に知性がある限りチェスも将棋も続いていく。知性の闘いは揺るがない」――登場時にこうしたMVが流れると、ニコ生のコメント欄は「ファイナルに相応しい」「かっけええ」「おおおお」などの文字で溢れた。

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 会場では、本人の口から「人間が1試合でも勝てる限り、人間vsコンピュータは終わらない。なぜならこの実験は、人間が100%中の100%を発揮した時、最強の人間はそれでもコンピュータを倒せることを証明するためのもの。たった1試合でも勝てれば、それは大きな勝利だ」とも語られた。なお、カスパロフさんは11月28日に、羽生善治名人とチェス対局を行う(紹介記事)。

歴代の振り駒役

2012:川上量生(ドワンゴ会長)

2013:安倍晋三(首相)

2014:ガルリ・カスパロフ(元チェス世界王者)

その他のポイント

将棋電王戦エグゼクティブ・プロデューサーに就任した角川歴彦さん。元奨のガチ勢だったが、このたび5段の免状が授与された
スーツで驚かれるやねうらお(磯崎元洋)さん。会見では「おもてなし定跡」について語り、会場をざわつかせた
Apery開発者の平岡拓也さん。対戦相手の斎藤慎太郎五段について「全棋譜を並べて研究している」と衝撃の発言
村山慈明七段。対戦するponanzaを「異次元の強さ(人間の感覚と違う)」と表現
AWAKEに負けて髪を切った山本一成さん。「今まで見なかったような将棋を指すように調整してる」とコメント
電王の巨瀬亮一さん。「元奨励会員だからという特別な感情はない」「(電王戦により)プロ棋士が強くなり公式戦で活躍してほしい」とあらためてコメント
大将の阿久津主税八段。かっこいい……

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