ニュース
新潟大学、脳梗塞の画期的治療薬を発見
実用化されれば、治療可能時間が4.5時間から8時間に。
advertisement
新潟大学脳研究所は4月2日、「脳梗塞に対する画期的治療薬を発見した」ことを明らかにした。
この治療薬は、脳梗塞の治療で最も有効とされる血栓溶解療法(t-PA治療)の弱点「合併症(脳出血、脳浮腫)」を抑制するというもの。「プログラニュリン」というタンパク質をt-PAと一緒に投与することで、t-PAによる副作用を抑制するだけでなく神経細胞の保護や炎症細胞の抑制といった効果も見られる世界で初めての治療薬だという。
この薬剤が実用化されれば、治療可能時間を4.5時間から8時間まで延ばすことができるほか、血栓溶解療法の恩恵を受けられる患者数も3倍以上になることが想定されている。また、脳梗塞自体の症状も軽くなる可能性があることも明らかとなっている。
advertisement
(太田智美)
関連記事
病気のおじいちゃんを応援する作品に涙! 第39回「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」入賞作品発表
ハンカチをご用意ください。東京大学、安全性の高いエボラウイルスワクチンの開発に成功
安全性・効果、ともに高いとの結果(サルに接種し検証済み)。「カマンベールチーズ」がアルツハイマー病予防に
アルツハイマー病の原因物質「アミロイドβ」の沈着抑制が確認されました。宇宙の未確認生物に会える日がくるのか! 東京大学、宇宙に生命生息環境があることを発見
きたぁああああああ!ゲーマーやイラストレーターにもオススメ 自分に最適なキーボードを作るカスタムキットが登場
もう全部これでいいんじゃないかな?京大に設置された「赤門」はなんだったのか 京大担当者に聞いてみた
安全第一です。東大生の7割以上がレポートをコピペ? 東大教養学部の報告に混乱する人が続出
びっくりした……。京都大学、遺伝病「家族性自律神経失調症」を治療できる薬剤候補化合物を発見
患者由来の細胞に投与すると、正しい設計図のコピーと正常なタンパク質が作れる化合物です。「時計」は時間を測る領域を超えた 2台の時計が宇宙年齢138億年で1秒も狂わない再現性、東京大学が実証
なんかすごそうだけど、どういうこと?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.