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葛西臨海水族園のクロマグロ連続死の水槽 新たに投入したスマが6日間で12匹死亡、またもや死因不明

同時期に投入したハガツオには特に異変は見られないという。

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 クロマグロとハガツオ、スマの原因不明の連続死が相次いだ葛西臨海水族園の「大洋の航海者:マグロ」水槽で、今年5月22日に投入したスマ29匹のうち、28日早朝までに12匹が死亡していることが分かった。同園では死因は不明だとして、調査を続けている。

「大洋の航海者:マグロ」水槽(5月8日撮影、葛西臨海水族園より)

 同水槽では昨年11月1日よりクロマグロ69匹、スマ52匹、ハガツオ38匹の計159匹を展示していたが、12月ごろから数が減少しはじめ、1月中にスマ、ハガツオが全滅、3月でクロマグロは残り1匹にまで減った(関連記事)。大量死の原因は不明のまま、3月にアカシュモクザメ、4月にはタカサゴを投入し特に問題が見られなかったため、5月15日にハガツオを21匹、22日にスマを29匹、新たに追加した(関連記事)。

今回新たに異例の減少が確認されているスマ(左)と、特に異変は見られないハガツオ(右)

 しかしスマは投入の翌日から徐々に死亡が相次ぐ事態に。23日の午後5時時点で3匹の減少が確認されたが、魚を新たに展示する際に数匹がストレスで死亡してしまうことはよくあるので、引き続き様子を見ていた。それでもスマは1日に数匹ペースで減り続け、28日午前6時30分時点で17匹にまで減少。異例のケースとして現在死因を解明中だ。

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 なお、15日に投入されたハガツオは2匹減っただけで、特に異常は見られないという。アカシュモクザメとタカサゴについても一般的な展示と同じように若干の減少があるだけで異変はないそうだ。

黒木貴啓

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