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「ゼロの使い魔」続刊刊行決定 ヤマグチノボルさんがプロット遺す
ヤマグチさんは病床から完結までのプロットを遺し、MF文庫J編集部に完結を託していました。
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2013年に亡くなった(関連記事)作家のヤマグチノボルさんの作品「ゼロの使い魔」の続刊が刊行されることが決まりました。「ゼロの使い魔」公式サイトでMF文庫J編集部が発表しています。
「ゼロの使い魔」は最新巻である20巻(2011年2月刊行)のあとがきで、残り2巻で完結することが予告されていましたが、ヤマグチさんの手で続きを書くことはできませんでした。ヤマグチさんは闘病を続ける中で、プロットを託すので誰かに完結させてほしいと話すようになり、亡くなる1カ月前に、編集部から提案した候補に続巻の執筆を託すことを依頼したといいます。
ヤマグチさんから完結を託されたこと、ファンから続刊を望む声が寄せられていたこと、ヤマグチさんの遺族から完結させてほしいと要望があったことを受けて、続巻を刊行すると編集部は報告しています。
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「『ゼロの使い魔』はあまりに偉大な作品であり、今回のご報告も皆様の様々な思いを呼び起こすであろうこと、承知しているつもりです。今はただヤマグチ先生が思い描かれていたルイズと才人の物語の結末を、大切に皆様へとお届けできるよう努めてまいります」(万木壮編集長)
続巻の準備が始まったとのことで、実際の刊行までには時間がかかるようです。刊行の詳細は今後公式サイトで発表するとしています。
兎塚エイジ先生による続巻刊行記念イラスト
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