まさかの超展開　ストリートミュージシャンの弾き語りに「エアロスミス」ボーカルのスティーヴン・タイラーさんが突然乱入

　ロシア・モスクワ、街の一角でストリートミュージシャンがステキな弾き語りを披露していました。聴き入るオーディエンスの中になんだか見覚えのある人が。あっ！　「エアロスミス」ボーカルのスティーヴン・タイラーさんだ！！　ここから奇跡の展開が始まるのです。

　演奏に聴き入っていたスティーヴン・タイラーさんでしたが、おもむろにストリートミュージシャンに近づき、耳元に口を寄せてなにか囁きます。そして次の瞬間、なんと映画「アルマゲドン」の主題歌である「I Don't Want To Miss A Thing」を熱唱。突然始まったまさかの生ライブに観衆は「うおおおおおおおおおお」と大盛り上がり。貴重すぎる！！

　唐突にもかかわらずすぐに曲を演奏できてハモれるミュージシャンもかなりすごい。最後は2人でハイタッチからの握手。タイラーさんは自身の帽子をストリートミュージシャンにかぶせ、記念撮影のポーズをとるなどお茶目です。

　乱入したとはいえ、ストリートミュージシャンへのリスペクトを忘れず、彼をマイクのほうへ引き寄せて一緒に歌う姿には思わず胸が熱くなります。2人のミュージシャンが奏でる見事なハーモニーは、夜のモスクワの空気になじんで溶けていくようにも感じられました。

　ちなみに、スティーヴン・タイラーさんは路上ライブに乱入するクセがあるようで、ローマや大阪でも実績があるそうです。

（高城歩）