ニュース
無限の可能性を感じる……! 好きな画像をどんな画風にでも変換できるプログラムがとっても楽しそう
イラスト・美術好きは必見!
advertisement
画像をどんな画風にでも変換できるアルゴリズムを実装したプログラムが公開されています。お気に入りの写真が好きな画家の作風になる……!?
IoT(Internet of Things)の専業会社であるPreferred Networksのリサーチャーが開発したこのプログラム。Googleの画像認識アプリなどでも利用されている「Deep Learning」を応用したアルゴリズムなのだそうで、画像内容とスタイル(画風)を分離して組み替えることによって、自分の意図する画風による画像を作り上げることができます。
まず、プログラムに2枚の画像を入力。片方は自分の好きな画像・写真である「コンテンツ画像」、もう片方は指定したい画風の「スタイル画像」です。サンプルに上がっているのはかわいい猫の写真。いろいろなスタイル画像を指定して変換することで、様々な画風に仕上がっています! これは面白い!
advertisement
特に美術作品をスタイル画像とすると、その画風をかなり良く再現し、色合いだけでなく、小さめの空間パターンまで似せて生成されます。「スタイル画像」は絵である必要はなく、寄木細工のような工芸品や、ロマネスコブロッコリーのようなフラクタル系の画像も「スタイル画像」としては優秀なのだとか。新聞や設計図のような画像でも、その特徴を抽出することができたというから驚きです。現在のところ画像は正方形に近いほうが美しく生成できるとのこと。
ちなみに、漫画作品やゲーム画面を指定して変換することも可能。これはいろいろと試してみたくなりますね。無限の可能性を感じる……!
(高城歩)
関連記事
ゴッホやミケランジェロの絵画が猫に変身! 猫を名画のモデルにした画集が美しくてかわいい
表紙はフェルメール「青いターバンの少女」にふんした猫。埼玉県行田市の「田んぼアート」がギネス世界記録を獲得!
813人で植えた田んぼの芸術がすごい。落書きし放題のカフェバー再び ぺんてるの「GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel」オープン
今年のテーマは美術館。バーチャル美術館「Googleカルチュラルインスティテュート」のAndroidアプリが登場 肉眼では見えないとこまで美術品を拡大
美術品をポケットに入れて持ち歩けます。名画の世界にVRでダイブ! ゴッホの名画「夜のカフェ」の中に入って歩けちゃうVRアプリが開発中
絵の世界に飛び込んでみると……?台湾の美術展で少年が転倒 約1億8000万円の名画に穴 美術館「補償は求めない、翌日修復した」
防犯カメラの映像も公開されています。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.