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点字学習を楽しく手助けしてくれる「点字パッドプロジェクト」、デジタルコンテンツEXPOで展示

音や物語と連動。

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 視覚障がい教育における点字学習ツール「点字パッドプロジェクト」がデジタルコンテンツEXPO(10月22~25日/日本科学未来館)で展示されています。

 このツールは、点字をなぞる練習をするためのもの。実は点字をまっすぐなぞるにも多少の練習が必要で、点字学習の初期には多くの人が通る道なのだそうです。その練習を楽しく手助けしてくれるのがこのツール。無味乾燥な練習を、音や物語と連動することで少しでも楽しくできればと企画されました。

 使い方は、タブレット端末に専用のアプリを入れ、その上に紙でできた点字パッドを置けばOK。点字をなぞると音が鳴り、外れると音が止まります。楽しく学習するために、円をなぞる練習では「あれれ? 道に迷ったかな~? 1周して」といったストーリーも。また「点字は直線と曲線の区別がつきづらい」という課題を解決するために、曲線部分をなぞるときに音を上下させ認識しやすくするなどの工夫もされています。

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 練習には17パターンを用意。現場からのフィードバックを得ながら改良しているとのことです。ちなみに当初は1本指でなぞることを想定した作りになっていたのですが、実際には複数の指を使って先読みをしながら点字を読むことを知り、現在はそれを受けた作りになっています。途中で指や指の位置が変わってもアプリ側が認識できるように、変更されました。

 練習をちょっと楽しくしてくれる点字学習ツール。まだ課題もありそうですが、この先が楽しみです。

太田智美

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