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ここにセントラルドグマをつくろう ヒューマンスケールでエヴァの第二使徒「リリス」を制作する匠あらわる

なお制作は3年前のもよう。それでもすごすぎるぞ!

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 エヴァ初号機の立像やロンギヌスの槍単体での展示はありましたが、まさか第二使徒「リリス」を作る匠が現れるとは……。非常に画像多めです。

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編集にも気合いが入りまくってます

 制作されているのは六畳一間の空間。はりつけにされたリリスを引き延ばしてプリントするとまさかのシングルベッド一つ分。動画説明文に「作ったのは三年位前ですが、完成した頃には一つ年をとってました」とありますが、その間寝る場所は確保出来ていたのでしょうか……。

ロンギヌスの槍も刺すみたいです。でっかい!
ロンギヌスの槍は二分割で制作
リリスが大まかにできてます
杭を打ち込まれた手も再現。ここからの変化が見物
匠のこだわりが垣間見えます

 素体の制作に使われているのは「カネライトフォーム」という断熱材。一見建材にしか使われないように聞こえますが、加工がしやすいことなどから立体造形に使われることがよくあります。そこそこ軽く、カッターと紙やすりで簡単に成形できてしまうので大型の造形に向いているのです。ロンギヌスの槍の細かい穂先は、耐久性のある石粉粘土とポリエステルパテを使用しています。

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ダイソーの軽量粘土で細かい形作り。って55箱!?

 100円で買える軽量粘土でも、匠の手にかかれば手のひらのしわまで綺麗に再現されてしまいます。腕から手のひらにかけて引きつった部分が魅力。

槍が刺さる位置も出来るだけ正確に。最終的には見えなくなる背中も作られてます
さすがにこの脚の量は……アニメ版リリス下半身に付いている無数のアレです。新劇場版だと木の根のようなもの
おそらくリリスの真ん中奥の方に生えているおしり
ん?まさか……
コロンビア
かぶせられている仮面の制作。リリスの素顔はミサワだった……?
はりつけにした時にしっかり固定されるようにするためか、肩の位置も微調整が入っています
細かく作られた脚が取り付けられるとさらにリリスらしく

 使われている軽量粘土は、大半の紙粘土にも言えるように、乾いて固まるまでにそれなりの時間がかかります。屋外で干すと実際早いのですが……いやいや、リリスまるごと干したらホラーですよ。

いきなり視界に飛び込んできたら腰抜かすレベル
仮面の塗装はサーフェイサーから。瞳には赤くぼかしが入り、妖しく輝いているように見えます
ロンギヌスも着々と完成に近づいていきます
そして四人目の諭吉が登場。十字架になる予定の素材が到着します
ただでさえ大きいリリス、それを固定する十字架もまた大きい。ついに部屋に入りきらなくなったようです
パテで表面処理を施され、浴室でやすりをかけられる十字架。刻まれた六角形もよく見えます
ロンギヌスの槍も補強が入り、塗装されます
塗装が終わるとまさにロンギヌスの槍。実際に持ってみたくなるサイズ
そして終焉へ
もしかして十字架全体を刷毛だけで塗ったのでしょうか。気が遠くなりそう……
完成作品はまさにリリス。ゲームセンターに飾られたようですが、十字架の上の部分を作らなかった理由がよくわかるスケール

 制作に1年、総工費(おそらく)6~7万円とされるこの作品。手のひらに打ち込まれた杭や、仮面の光る瞳、ロンギヌスの槍の光沢まで、まさに職人芸と言わざるを得ません。なお、こちらの投稿者さんは造形関係の仕事につくために求職中だそうです。

(今藤祐馬)

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