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「クウネルはもういない」 雑誌「ku:nel」大幅リニューアルでAmazonレビューが静かに燃える

星1つのレビューが100件以上寄せられるという事態に。

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 現在発売中の3月号で大幅なリニューアルを施した雑誌「ku:nel(クウネル)」(マガジンハウス)ですが、その舵の切り方に不満を持つ人たちが続出。Amazon.co.jpの販売ページには「星1つ」がずらりと並び、編集方針に異議を唱える人たちの声で埋め尽くされるという事態になっています。

 リニューアルを担当したのは、かつて「Olive」「anan」の全盛期を編集長として支え、“伝説の編集者”とも評される淀川美代子さん。さまざまな雑誌を成功に導いてきた敏腕編集者が担当するということで大きな期待が寄せられていました。


リニューアルした「ku:nel(クウネル)」3月号の表紙と目次(画像は「ku:nel(クウネル)」公式サイトより)

リニューアル前の「ku:nel(クウネル)」2月号の表紙と目次(画像は「ku:nel(クウネル)」公式サイトより)

 リニューアルにより、これまでの「ストーリーのあるモノと暮らし」をテーマとした雑誌から、50代女性のための情報誌へと変貌(へんぼう)を遂げたクウネル。Amazonの商品ページには現在100件ほどのレビューが寄せられていますが、その内9割以上が星1つ。「私たちのクウネルを返して」「定期購読やめます」「さようならクウネル」「これからはバックナンバーを大切に読み返します」といった厳しい意見が寄せられています。

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予告なく連載が終了したことに寂しさを覚えるという声

淀川編集長に良い影響を受けてきたという人も、今回のリニューアルは受け入れられなかったそう

ターゲットとしている50代女性からの批判的な意見も

リニューアルの背景には何があったのか

 これまでの連載コラムが軒並み姿を消しただけではなく、マスコットキャラクターの「クウネルくん」が表紙から消えたことも波紋を呼んでいます。


今度から誰がサボテンをひなたぼっこさせるのか(画像は「ku:nel(クウネル)」公式サイトより)

 また、今回のリニューアルを「お気に入りの小さなビストロが新装開店で店名が同じだけの別の店になっていた」と詩的に例えたレビュー「たとえばこんな悲しい話」が多くの賛同を集め、話題となっています。


たとえばこんな悲しい話

 いろいろな思いが交錯している今回のリニューアル。出版社にとってみれば売り上げが大事なのはもちろんなのですが、これまでクウネルを愛読していた人たちの気持ちを置き去りにしてしまうのも何か違う気がします。果たしてこれらの悲歌が編集部に届き、何かしらの変化を招くことがあるのか、今後も注目されそうです。

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