世界最速の美術館「現美新幹線」、運転開始は4月29日に 指定席も3月から販売開始
車内で現代アートが楽しめる新幹線、4月より発進!
JR東日本による、車内で現代アートが鑑賞できる新幹線「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」の運転開始日が4月29日に決まった。4~6月の運転日・運行ダイヤも決定し、3月1日から指定席を含む旅行商品が、3月29日から指定席の切符が販売される。
現美新幹線は、上越新幹線(越後湯沢~新潟間)で臨時列車「とき」号として運転する11~16号車の6両編成の新しい新幹線。「新しい東日本エリアを発見・体験」を目的に、日常から解放される旅行を提供することで、地域の活性化及び観光流動の拡大に取り組むプロジェクトの一環で企画された(関連記事)。
外装は蜷川実花さんがデザインし、黒地の車体全体に夏の夜空を彩る長岡の花火を描き出す。内装は各車両ごとに異なるアーティストがデザインし、今回のために製作した現代アートでそれぞれの空間を演出。13号車はカフェスペースとなっており、アートの展示とともに、魚沼産米粉のバニラケーキといったスイーツや、燕市「ツバメコーヒー」こだわりのコーヒーなど、新潟に根ざした食事を堪能できる。
運転日は土日祝日で、4月29日・30日、5月1~8日・14日・15日・21日・22日・28日・29日、6月4日・5日・11日・12日・18日・19日・25日・26日。1日につき越後湯沢発・新潟着が3本と、新潟発・越後湯沢着が3本、各駅停車で運行される。7月以降の運転日・ダイヤは決定次第発表される。
6月までは11号車は指定席として切符が一般発売されるが、12~16号車はツアーやコースに組み込まれた旅行商品扱いとなる。7月以降は12~16号車も自由席として切符が販売される予定だ。
11号車指定席は、3月29日10時から全国のJR主要駅、JR旅行センター、主な旅行会社、「えきねっと」や「モバイルSuica 特急券」で発売。12~16号車の旅行商品は3月1日14時よりJR東日本のびゅうプラザ、主な旅行会社で予約開始となる。コース内容は公式ページやパンフレットに記載。
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