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第20回手塚治虫文化賞、大賞に「よつばと!」「鼻紙写楽」が異例のW受賞 短編賞には「じみへん」

清新な才能を持つ作家に贈る「新生賞」は安藤ゆきさんに。

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 朝日新聞社が贈るマンガ賞「第20回手塚治虫文化賞」の各受賞作・受賞者が決まりました。年間のベスト作品に贈る「大賞」は例年1作品ですが、今回は2作品に决定。あずまきよひこさんの「よつばと!」と、一ノ関圭さんの「鼻紙写楽」が受賞しました。

 

大賞の「よつばと!」と「鼻紙写楽」

 短編、4コマ、1コマなどを対象にした「短編賞」は、昨年26年の連載に幕を下ろした中崎タツヤさんの「じみへん」。四半世紀にわたって連載で築き上げた唯一無二の笑いの世界が評価されました。「新生賞」は安藤ゆきさんに决定。主人公のユニークな造形が光る「町田くんの世界」の表現が清新と評されています。マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈る「特別賞」は、10年にわたり博物館と図書館の両面からマンガ文化に貢献したとして「京都国際マンガミュージアム」が受賞。

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短編賞「じみへん」、特別賞の安藤ゆきさんの作品「町田くんの世界」

 今回大賞の候補に上がっていたほかの作品は、「orange」(高野苺)、「ゴールデンカムイ」(野田サトル)、「孤独のグルメ」(谷口ジロー/原作:久住昌之)、「ちはやふる」(末次由紀)、「蝶のみちゆき」(高浜寛)。受賞した2作品には賞牌と、副賞200万円を分けた100万円がそれぞれに贈呈されます。

受賞者に贈られるアトム像

 5月29日13時30分から有楽町朝日ホール(東京・有楽町)で、記念イベント・贈呈式を開催予定。「20世紀少年」などのマンガ家・浦沢直樹さんとコピーライター・糸井重里さんの対談「漫画家という仕事 ~描線ということば~」、しりあがり寿さんと西原理恵子さんという過去の受賞者同士による画力対決など、企画も催されます。

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