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日本人初の快挙! 新海誠監督が米Variety誌の選ぶ「2016年の注目アニメーター」の1人に

最新作「君の名は。」は、8月26日公開予定。

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 「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」などを手掛けた新海誠さんが、米Variety誌の「2016年に注目すべきアニメーター10人」に選出されました。

VARIETY公式サイトの「10 Animators to Watch in 2016」

 Varietyは100年以上の歴史を誇る、老舗のエンターテイメント総合誌。「Varietyが選ぶ10人」シリーズは、各年の注目すべき俳優や監督、クリエイターを選出する企画で、アニメーター部門は2015年より開始。昨年は「トイ・ストーリー4」のジョシュ・クーリー監督、今年はアニメ版「ゴーストバスターズ」のフレッチャー・ムール監督や、2017年公開予定のピクサー映画「COCO」のエイドリアン・モリーナ監督が名を連ねています。アメリカの最先端で活動するビッグネームが並ぶなか、日本人として初めて新海誠さんが選ばれたことは、空前の快挙。

 同誌は「新海誠は2011年の『星を追う子ども』における、魅惑的なファンタジーと自然界の描写で、宮崎駿と比較された。しかし彼は模倣者ではなくイノベーターだ」と分析。「キャラクターは伝統的なアニメと同様、手書き風ではあるが、彼にセル画での実績はない。セルアニメの手法の型にはまらないがゆえに、高レベルなディテールと自然の描写を実現している」と評価しています。

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新作「君の名は。」ポスタービジュアル

 新海誠さんの新作「君の名は。」は、8月26日から全国東宝系で公開予定。東京で暮らす瀧と、田舎暮らしの三葉(みつは)、2人の男女が夢の中でめぐり会う、恋と奇跡の物語です。新海ワールドは、その映像美をもって、今後も国内外から注目を集めることでしょう。

新海誠さんコメント

100年以上もの歴史のある米エンターテインメント誌Varietyの「注目すべきアニメーター10人」に選出いただけたとのこと、とても嬉しく思います。僕個人は非力な作り手ですし、日本製エンタメの凋落(ちょうらく)というような言説も囁かれる昨今でもありますが、心強いスタッフたちとともに僕たちなりに高く遠くを見つめ、国内外に誇れる作品作りをしていきたいと思っています。素敵な賞を、ほんとうにありがとうございました。

(C)2016「君の名は。」製作委員会

(沓澤真二)

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