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花や鳥ではない、初の「県の石」を地質学会が発表 新潟は佐渡の金など

石から各都道府県の特色が学べる!

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 日本地質学会は「地質の日」である5月10日、全47都道府県で初となる「県の石」を発表しました。各地域の特色を示す岩石・鉱物・化石を一種類ずつ選んだものです。

東京都の「県の石」(日本地質学会の公式サイトより

 これまで「県の花」や「県の樹木」「県の鳥」はほぼ全ての都道府県にありましたが、「県の石」やそれに類いするものはなかったとのこと。米国では「州の石」を定めているところもあり、日常であまり意識されない石に興味を抱いてもらおうと、同学会が創立125周年に向けた記念事業の一つとして約2年かけて選定に取り組みました。

新潟の「県の石」は、金の産地で知られる佐渡島の砂金など

 例えば東京都の「県の石」は、小笠原諸島の「無人岩」(岩石)、「単斜エンスタタイト」(鉱物)、全域で見られる「トウキョウホタテ」(化石)。新潟県は佐渡金山から採れる「自然金」、鹿児島県は桜島の火砕流堆積物である「シラス」など、それぞれ地域の特色を思い起こさせる石の名前が並んでいます。公式サイトでは一つ一つ写真とともに解説されています。

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岐阜では「ベルム紀化石群」も選定。出土される金生山が「日本の古生物学発祥の地」であることが解説から学べる

 「『県の石』を選定することによって、一般市民の方々に大地の性質や成り立ちに関心を持っていただき、大地とうまく付き合っていくことができるようになることを目指しております」と同学会。今後は県の石についての書籍化を予定しており、苦渋の決断のもと選から漏れた岩石・鉱物・化石も掲載するとしています。

黒木貴啓

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