愛の力で四国を島ごと動かす 漫画「ハイパー片思い」の片思い力がマジでハイパー過ぎると話題に
ハイパー両思いになる気配はない。
2ちゃんねるのVIPから発祥したWeb漫画・小説サイト新都社(にいとしゃ)で連載中の4コマまんが、ハイパー片思いが強烈なインパクトを放っていると話題です。女子高生ヒロイン森本さんが片思いの相手である佐渡くんにあの手この手でアタックを仕掛けていくのですが、そのアタック方法が物理的にハイパー過ぎて誰もついていけないパワフルぶりでした。
普段は普通の女子高生の森本さんですが、佐渡くんが関わった瞬間に超人的なパワーを発揮。佐渡くんが「四国のうどんが食べたい」と言ったら四国ごと東京まで動かしたり、席替えで佐渡くんが窓際の席になったら窓の外の壁に机をぶっさして勝手に隣の席(?)に移動したりします。異能力者漫画の世界でも生き残れそうなハイパーぶり。
そんな熱烈な愛を受ける佐渡くんは、いつもそっけない態度。ときには森本さんと同レベルの超人的パワーを発揮し、アタックをいなし続ける日々です。たまにいなすどころかマジで“殺り”にかかっている時もありますが、森本さんには全く通じません。ハイパーだから。
ちなみに佐渡くん、友人に「森本ってのはどんなヤツなんだよ?」と聞かれたときには、「ゴキブリみたいな不快さとゴキブリみたいな執着さとゴキブリみたいな生命力を兼ね備えた女だよ」と返答しており、今のところハイパー両思いになる気配は全くありません。最初は森本さんの何がそんなに不満なのかと思いますが、2話辺りで割りと佐渡くんの気持ちが分かってきてしまうのがつらいところです。森本さん、言動がいろいろとアカン。
そんな同作を描いているのは、人形さん(@ningyou5)。どんな思いで描いているのか、話を伺ってみました。
まず、「ハイパー片思い」を描き始めたきっかけについて。2007年から緩いギャグ4コマを何作品か描いていたという同氏は、2013年に描いた漫画賞用の読みきり4コマを周りの人に読んでもらったそうです。しかし、「ギャグがイマイチ」と言われ、笑いのセンスを否定された気分になったそう。そんな悔しい思いをバネに、「全力ギャグ4コマ描いてやる」と生まれたのが、「ハイパー片思い」でした。
また、最終話の構想について。当初はネタ切れという懸念から短期連載のつもりだったそうで、2013年時点では最終話の構想があったとのこと。しかし、読者からの「ネタ思い付いた時にぷらっと更新してほしい」という声で連載を続けた結果、キャラ2人が人間離れしすぎ、当初のオチではパンチが弱くなってしまったので新たな最終話を考えねばと頭を抱えているそうです。
作者すら手におえないほどハイパー化してしまった、2人の結末やいかに。
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