コンセプトは「馬に引きずられた人」 CUNEの新作ジーンズがダメージ加工すぎてマジ「かろうじて服」
いったい、いつどこで着ればいいというのだ。
「ファッションではなくかろうじて服」と公言する、異色のアパレルブランド「CUNE」(関連記事)が、秋冬コレクションの特設サイトをオープンしました。コンセプトは「馬にひきずられた人」で、その言葉がにおわせるように、トップスもボトムスもボロボロ。どんなシチュエーションで着ればいいんだろう。
デザインは「HDL(ホース ドラッグド ランド ジャパン)」なる架空の施設にて、馬に引きずられたダメージを想像し、加工技術で再現したもの。なるほど、ダメージジーンズの発展型か……と納得させられかけましたが、ダメージ加工にも程があるのではないでしょうか。
HDLには「コンクリート」「沼」「草原」「アスファルト」の4コースがあり、それぞれで引きずられたダメージを想定したアイテムが用意されています。沼では黒ずみ、草原では草の汁が染みた緑色にと、コースの性質に合った汚れも表現。こだわりの方向性は間違ってないと思いますが、需要があるかまではわかりません。
さらに各アイテムには、引きずられた距離や、そのときの姿勢が設定されています。距離が長いほどダメージ加工は激しくなり、「コンクリート1万メートル」では、背中や左足がほぼ露出。まさに「かろうじて服」で、ブランドコンセプトへの忠実さに感心させられます。いや、そこをほめてもいいのだろうか。
特設サイトでは、「ライドシュミレーター」なるミニゲームも用意。ブラウザの画面をひたすらスクロールすると、人のシルエットが引きずられていきます。プレイ中は走行距離や経過時間が表示されますが、大きな意味はありません。1万メートルに達すると、なぜかYahoo!Japanのトップページに飛ばされます。もう、本当に意味がわからない。
あらゆる面でトリッキーなCUNEの秋冬コレクションは、8月27日から販売される予定です。
(沓澤真二)
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