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コンセプトは「馬に引きずられた人」 CUNEの新作ジーンズがダメージ加工すぎてマジ「かろうじて服」

いったい、いつどこで着ればいいというのだ。

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 「ファッションではなくかろうじて服」と公言する、異色のアパレルブランド「CUNE」(関連記事)が、秋冬コレクションの特設サイトをオープンしました。コンセプトは「馬にひきずられた人」で、その言葉がにおわせるように、トップスもボトムスもボロボロ。どんなシチュエーションで着ればいいんだろう。

アイテムの1つ。ダメージ加工が過剰で、他人に洗濯を任せたら、ボロと間違えて捨てられそう

 デザインは「HDL(ホース ドラッグド ランド ジャパン)」なる架空の施設にて、馬に引きずられたダメージを想像し、加工技術で再現したもの。なるほど、ダメージジーンズの発展型か……と納得させられかけましたが、ダメージ加工にも程があるのではないでしょうか。

特設サイト。引きずられているというのに、なんなんだその笑顔は

 HDLには「コンクリート」「沼」「草原」「アスファルト」の4コースがあり、それぞれで引きずられたダメージを想定したアイテムが用意されています。沼では黒ずみ、草原では草の汁が染みた緑色にと、コースの性質に合った汚れも表現。こだわりの方向性は間違ってないと思いますが、需要があるかまではわかりません。

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「コンクリート」では滑りやすい路面を想定。これはまだダメージおとなしめ
「沼」は全体的に泥で汚れたテイスト。既にスソが取れているような……
「草原」はダメージこそ少なめだが、全体的に草の汁のような汚れが
「アスファルト」ではヤスリのような路面を想定。これ、左の袖ちぎれてない?

 さらに各アイテムには、引きずられた距離や、そのときの姿勢が設定されています。距離が長いほどダメージ加工は激しくなり、「コンクリート1万メートル」では、背中や左足がほぼ露出。まさに「かろうじて服」で、ブランドコンセプトへの忠実さに感心させられます。いや、そこをほめてもいいのだろうか。

「コンクリート」の90メートル。これなら十分ファッションとして成立しそうですが……
それが1万メートルともなると、えらく露出度の高い姿に。うっかり洗濯機にかけたらバラバラになりそう

 特設サイトでは、「ライドシュミレーター」なるミニゲームも用意。ブラウザの画面をひたすらスクロールすると、人のシルエットが引きずられていきます。プレイ中は走行距離や経過時間が表示されますが、大きな意味はありません。1万メートルに達すると、なぜかYahoo!Japanのトップページに飛ばされます。もう、本当に意味がわからない。

コースは設定通り4種類。うち1つは、トップページの「運行情報」に表示される、整備や混雑といった理由で正常に動作しません。変なところに凝ってる……
PCの場合、スペースキーを押しっぱなしにするだけで自動的に距離を稼げる(わりとどうでもいい攻略情報)

 あらゆる面でトリッキーなCUNEの秋冬コレクションは、8月27日から販売される予定です。

(沓澤真二)

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