「シン・ゴジラ」99万円のレプリカを発売 庵野総監督「言わば工芸品の域」
注文数が伸びていて、今後注文分は2017年7月以降の発送。
「シン・ゴジラ第四形態雛(ひな)型レプリカ特別版(1号雛型仕様)」がエヴァンゲリオンストアで予約受付中です。同レプリカはCGで描かれたゴジラの設計図とも言える雛型模型を超精密に再現したもの。雛型を初めて見た際の衝撃をファンにも体験して欲しいという庵野秀明総監督の意向で、価格も衝撃の99万3600円(税込)となっています。
ゴジラのソフビ版フィギュアが460個買えてしまう強気の価格設定には驚かされますが、オリジナルの雛型は造形家・竹谷隆之さんが手掛けた一点もので、ゴジライメージデザインを務めた前田真宏さんや、樋口真嗣・庵野秀明両監督との綿密なやりとりを経て約半年間かけて制作されたもの。ゴジラのデザイン発表を兼ねて初展示された「ニコニコ超会議2016」の様子(関連記事)は記憶に新しいところです。
今回発売される「特別版」はオリジナルの雛型同様に、レジン樹脂をシリコンゴムに流し込む、ディティールを最も忠実に再現できる方法で部品が複製され、全て手作業で組み立てられています。また、竹谷さん自身により、庵野総監督からのコメントを反映した加工(目の形状や背びれの数や向き)が施され、より最終形態に近づいた雛型レプリカとして製品化されたものとなっています。庵野総監督はファンサービスのため値段は可能な限り最小に抑えているものの、「個々が言わば工芸品の域となる為、高額になってしまっている」と説明しています。確かに、サンプル写真からはこのお値段にも納得の圧倒的存在感が伝わってきます。
予約受付期間は9月30日まで。なお、9月14日時点の予約受付ページでは、「現在のところご注文が伸びており、お届けに時間がかかる見込みです。受付順に制作してお届けとなりますが、今後のご注文は2017年7月以降順次お届けとなっておりますので、予めご了承ください」と断り書きがされています。
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