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シンプルだけど奥が深い 4人分の視点が同時に流れ込む「視点交錯鬼ごっこ」を体験してみたTGS 2016

ボコボコにされました……。

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 山口情報芸術センターとソニーコンピュータサイエンス研究所の研究員が共同で研究開発する「Parallel eyes」を使用したゲーム「視点交錯鬼ごっこ」を東京ゲームショウで体験してみました。

 視点交錯鬼ごっこは4人一組となって行われるもので、ルールは普通の鬼ごっことほぼ同じ。ヘッドマウントディスプレイを着けると目の前には4分割の画面が現れ、自分の視点と同時に他の3人の視点も表示されます。

 ジャンケンで鬼を決めてから、幾つかの仕切りが設けられただけの非常にシンプルなステージでゲームスタート、鬼は剣を持ちながら他の3人を追いかけます。追われる側は「自分を追う鬼の視点を自分が見る」、追う鬼は「逃げる人の視点を確認しながら追いかける」という形になっていて、なかなかの新感覚。

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非常にシンプルなステージ

 実際やってみると、視界の情報だけで相手の場所を推測するのはなかなか難しく、また自分の視界確認もおろそかになってしまいがちなため、思った以上に苦戦することに。筆者が鬼になった際も、障害物越しにのぞかれるなど、いろいろおちょくられました……。

青色の人を捜す鬼の筆者
全然捕まらず、おちょくられる筆者

 「相手の視界が見えるなら簡単に捕まえられるのでは」と思いましたが、“あえて床や壁を見ながら移動し相手を混乱させる”などの戦略もあり、通常の鬼ごっことは違った複雑な鬼ごっことなっていました。

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