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「真田丸」振り返り4コマ(10月2日放送分『歳月』)

自称プロの真田幸村ファンによるNHK大河ドラマ「真田丸」振り返り4コマをお届けします。

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 自称プロの真田幸村ファン、みかめです。

 NHK大河ドラマ『真田丸』振り返り4コマ、今回は第39話の「歳月」から。

 九度山生活14年。まったりスローライフが描かれるかと思いきや……。

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 困窮する生活。拗らせた男と女たち。逼迫(ひっぱく)した生活の中から「真田紐」が爆誕した回でした。

 昌幸ロスを引きずったまま迎えた第39話。昌幸不在の寂しさを感じる間もなく、信繁のまわりではさまざまな事件が起こります。難しい年ごろの嫡男、子ども相手に手加減しない傅役、盛大な信之disをする佐助、過激な異国のスキンシップを携えて訪問するたか、嫉妬を拗らせる妻……のんびり田舎暮らしはどこへやら。当初はウザいといわれていたきりが常識人に見えるほど、どいつもこいつも拗らせてるぅ~!

 しかしそれらの問題を1つ1つ解決していく信繁。その過程で真田紐を開発します。量産して売り歩きたいけど人手は足りないし外にも行けない。そこで信繁は九度山の村民とライセンス契約を結び製造と販売のルートを拡大させます。しかもメインターゲットである武士の購買意欲を煽るため、徳川の大軍を二度も撃退した「真田」のネームバリューで付加価値をつける徹底っぷり。商売上手ですね。

 商売も軌道に乗り、嫁との問題、息子との問題もクリアし、視聴者に九度山スローライフも悪くないねと思わせたところで、大坂からの使者が登場です。実はこの時期に使者が来る流れ、タイミング的にはピッタリなのです。史実では旧暦10月1日に家康が大坂城の豊臣討伐を発し、2日から豊臣方も兵を集めはじめています。また10月9日の第40話で信繁は九度山を降りますが、これも史実とぴったり同日。これまでも小田原落城の時期を合わせてきたり、粋なタイミングで進行してきた「真田丸」。大坂冬の陣は臨場感たっぷりで見られそうです!

 さて、今回取り上げる書籍は「真田信繁の書状を読む」です。

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 同書は現存する信繁の17通の直筆書状を検証しその実像に迫った1冊です。数少ない書状のうち大半は九度山時代に書かれたもの。生活感あふれる文書から晩年の信繁の心情を読み解くことができます。著者は「真田丸」時代考証役でもあり、ドラマにおける信繁の性格や役回りの根拠を知るに最適な一冊です。

 「真田丸」振り返り4コマは毎週火曜日更新する予定です。次回もどうぞお楽しみに!

みかめゆきよみ

★「全部こんな感じ」の昌幸の兵法奥義書を徹底解説★

 信之が全く理解できなかった昌幸の「兵法奥義」。「真田丸」の軍事考証役、西股総生氏が監修したこの奥義書の内容をトークイベントにて徹底解説します。

トークイベント「信繁と幸村の2016年をふり返る」

開催日時 : 2016年12月23日(金)

場所 : 新宿クラブツーリズム(新宿アイランドウィングビル)

第1部 入場料 1000円 コース番号 C2021-098 

第2部 入場料 500円 コース番号 C2022-098

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>>第2部詳細・申し込みはこちら<<

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