「そっちでもう、かべさんに会えましたか?」「あぁ本当に淋しい…」 肝付兼太さんを悼む声、後輩声優から続々
肝付さんを師匠と仰ぐ山口勝平さんや、デビューのころからお世話になっていたという井上和彦さんら声優仲間がコメントを発表しています。
10月20日に死去した声優の肝付兼太さんをしのぶ声が、声優仲間や関係者らから多数あがっています。
肝付さんは1954年に俳優としてデビュー。ラジオドラマに出演したのをきっかけに声優を志し、「オバケのQ太郎」(1965年)のゴジラ役、日本テレビ版「ドラえもん」(1973年)のジャイアン役など藤子不二雄作品の常連に。中でもテレビ朝日版「ドラえもん」(1979年~)で26年務めたスネ夫役は当たり役となりました。ほかにも、「銀河鉄道999」の車掌さん、「ドカベン」の殿馬、「天才バカボン」のおまわりさんなど、幅広い役をこなし世代を超えて親しまれました。
Twitterでは、肝付さんを師匠と仰ぐ山口勝平さんが「覚悟はしてても、思いがけないさよならだったから今でも信じられないけれど、今日までホントにありがとうございました」と感謝の言葉をツイート。肝付さんは山口さんの芸名の名付け親でもあります。
一方、「クリィミーマミ」で共演経験がある水島裕さんは「あの独特な声で、ニコニコしながら『裕ちゃ~ん、一週間、元気にしてた?』と話しかけてくれたものでした」と肝付さんの気さくさに言及。「うる星やつら」でデビュー時に共演した金丸淳一さんは「カラスをのせて走る高校生役を演じさせて頂いた時に、そのカラス役は肝付さんでした」と思い出話を披露しました。
また、つい最近収録現場で「じゃじゃまる」の生の演技を目の当たりにしたという津久井教生さんは「今までたくさんの収録や舞台でご一緒させていただいて、楽しい思い出しかありません」とツイート。さらに、肝付さんが殿馬の役を担当した「ドカベン」が初共演だったという古川登志夫さんも、突然の訃報に驚きを隠せない様子。後輩たちからいかに親しまれていたかが伝わってきます。
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肺炎のためなくなりました。
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