宮崎駿に怒られた川上会長、匿名ブログで自ら裏事情を暴露? 「めっちゃ怒られているのがテレビで放送されてしまった」
本人から「誰だろう?」ととぼけたコメントも。
先日NHKで放送されたドキュメンタリー番組「NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿」(関連記事)。この番組内でCG技術をプレゼンしたドワンゴの川上量生会長に対して宮崎さんが強い怒りを見せるシーンが放送され、ネット上で物議を醸していましたが、そんな中はてな匿名ダイアリーに投稿された「めっちゃ怒られているのがテレビで放送されてしまった」という記事が話題になっています。こ、これ川上会長本人では……?
発端となったのは、川上会長率いるCGチームが開発した人工知能で動きを学習させた映像をプレゼンするシーン。頭を足のように使って移動する奇妙な映像を「ゾンビゲームの動きに使えるのでは」などと紹介したところ、宮崎さんは「極めて不愉快」「生命に対する侮辱を感じます」などと怒りをあらわにし、ネット上でさまざまな議論を呼んでいました。
ブログでは明言はしていないものの「某国営放送」「かわんごさん(仮名)」などと、同番組をにおわせる表現を使って内容に言及。「あのシーンにおいて、どちらが正しいといったことはない」「それぞれ違う考え方、違う感じ方を持つ別々の人間であるというだけの話」としつつも、「想定していたよりも、かなり、めちゃくちゃ怒られた」と宮崎さんの反応に少なからず驚いたことをつづっています。
また、ネットでの炎上も想像以上の大きさだったそう。実はあのシーンを放映する話は一度は断っていたものの、制作者側にとって「美味しい映像」であることも理解できたため結局許可を出したことを明かしています。
放送内容に対しては「全て、本当の僕が映っていたのだろう」と納得しており、ネガティブな反応に対しても「本当の僕を見てそう思ったんだから、あきらめるより他にない」と現状を受け入れている様子。ただし、「太っている」といった指摘については「本当に傷ついた」と素直に告白しており、糖質制限ダイエットを始めたというちょっとユニークな報告もされています(早速お菓子やシュークリームを食べてしまうなど苦労しているようです)。
あくまで「匿名」での記述ですが、これまでにも川上会長が書いたとみられるはてな匿名ダイアリーはたびたび話題になっており、今回も記事の投稿直後に川上会長本人のアカウントで「誰だろう?」ととぼけたコメントをしていることから、ネットでは「はてな実名ダイアリー」などと注目を集めることに。なお、撮影以降もその「まるでジブリのように素敵で暖かい職場」には毎週顔を出しており、その後の関係は良好なようです。
※宮崎駿さんの「崎」は正しくは異体字。機種依存文字のため代用しています
(たろちん)
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