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「ぼく明日」七月隆文が文春文庫デビュー、「君の名は。」の田中将賀が描いた設定画も公開に

タイトルは「天使は奇跡を希(こいねが)う」。

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 小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする(ぼく明日)」の七月隆文さんによる新作「天使は奇跡を希(こいねが)う」が11月10日、文春文庫より発売されました。併せてカバーイラストを手掛けた、キャラクターデザイナーの田中将賀さんによる設定画も公開されています。

天使は奇跡を希(こいねが)う

 七月隆文さんは2003年に電撃文庫「Astral」でデビュー、主にライトノベルを中心に活躍してきましたが、2014年に宝島社からリリースされた「ぼく明日」が100万部を超える大ヒットに。12月には福士蒼汰さん主演による実写映画版も公開予定となっています。

 愛媛県・今治市を舞台に、高校生の良史と、ある日転校してきた本物の天使・優花が織りなす恋物語。カバーイラストは、「君の名は。」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などのキャラクターデザイナーとして知られる田中将賀さんが担当しました。

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田中将賀さんによる設定画

 今回公開された設定画は、カバーイラストに取り掛かる前に田中さんが描き上げたもので、もちろん小説には未収録。原作を読んだ田中さんは「とにかく優花の表情が命だな」と思い、ただ天真爛漫(らんまん)なだけでなく、「笑顔にいろんな意味がある」優花の、どんな側面をすくい取るかを第一に考えてデザインしたそうです。また田中さんがもともと尾道近辺の出身だったこともあり、カバーイラストが来島大橋を渡るシーンに決まったときも、瀬戸内海を横切る橋の上がどんなに気持ちがいいかありありと想像でき、すんなり絵に起こすことができたとのこと。

 「天使は奇跡を希う」は文春文庫より発売中。価格は630円(税別)です。

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