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「ゴルゴ13」50周年で新漫画賞「さいとう・たかを賞」設立 ゴルゴの制作システムを受け継ぐ「分業漫画」が対象

審査委員には分業漫画のスペシャリストがズラり。

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 漫画「ゴルゴ13」の作者・さいとう・たかをさんの名を冠した新たな漫画賞「さいとう・たかを賞」が設立されました。「ゴルゴ13」などで採用されているシナリオ協力者との分業制作システムの文化継承を目指したもので、脚本と作画が分かれた漫画作品が審査の対象となります。

 漫画制作「さいとう・プロダクション」の設立当初から、分業制度を導入して制作スタッフとともに多くの作品を作りあげてきたさいとうさん。そのシステムを受け継ぐ漫画制作者のために設立された同賞では、さいとうさんに加え、「釣りバカ日誌」の脚本・やまさき十三さん、「男組」「HEAT-灼熱-」などの人気作で作画を担当した池上遼一さん、作家の佐藤優さん、小学館第3代社長の相賀昌宏さんが審査員を務め、毎年1作品に正賞が贈られます。

 正式な応募対象は、シナリオと作画に分かれて制作され、2014年9月から2017年8月までに第1巻が刊行された漫画作品。それぞれの名前が作品にクレジットされていることが絶対条件となっているほか、成人男女を主な読者層とした作品のみを審査対象とし、10代の若者が読者の中心となっている作品は選定外となります。

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「ゴルゴ13」など「さいとう・プロダクション」の代表作(画像はさいとう・プロダクション公式サイトから)

 応募は2017年7~8月に開始され、審査を経て同年12月に受賞作品を決定。贈賞式は「ゴルゴ13」が50周年を迎える2018年の1月に予定されています。受賞作品のシナリオ作者、漫画家、担当編集者には、正賞としてオリジナル「ゴルゴ13」トロフィーが、さらにシナリオ作者と漫画家には副賞としてそれぞれ50万円が贈呈されます。

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