「はちま起稿」インサイトが売却を発表 売却先については公表せず
売却先はおそらく、管理人・清水鉄平氏の個人会社とみられています。
インターネット広告などを扱うインサイトは3月17日、まとめサイト「はちま起稿」を買収・運営していた件で、同サイトを売却したと公式サイトで発表しました。ただしプレスリリースでは「売却を決定し、現在は完了しております」とのみ書かれており、売却先は不明という、異例の発表となっています。
「はちま起稿」をめぐっては昨年12月、DMM.comがインサイトに譲渡したことを発表(関連記事)。表向きは「個人サイト」として運営されていた同サイトですが、運営元がDMM.comという「企業」であったことが分かり、インターネット上に大きな衝撃を与えました。
同サイトはいわゆる「まとめサイト(キュレーションサイト)」最大手の1つで、過激なタイトルを付けた「煽り」や、他サイトからの無断転載などが以前から問題視されていたことから、DMM.comの企業姿勢を問う声が多くあがっていました。なお関係者によれば、2月上旬時点で既に売却の動きはあり、売却先は恐らく管理人・清水鉄平氏の個人会社であるとみられています。
「はちま起稿」も発表後、サイト内で売却を発表。「昨年末から色々ありましたが、やっと色々やりたいことを実現できる環境にもっていけそうです。今後ともよろしくお願いします」とコメントしていますが、やはり売却先については明らかにしていません。
なお、インサイトのプレスリリースでは日付が2月24日となっていますが、これも理由は不明。編集部ではインサイトに対し、売却先やプレスリリースの日付について問い合わせましたが、「担当者がいないため分からない」とのことでした。
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