楽譜専用2画面電子ペーパー端末「GVIDO」が9月に発売 楽譜の保存や購入、フットスイッチでページめくりも可能に
オリジナルのクラウドサービスも同時にスタートします。
テラダ・ミュージック・スコアから、世界初をうたう楽譜専用の2画面電子ペーパー端末「GVIDO」が9月20日に発売されます。2016年の開発発表時より機能が改善(関連記事)。さらに電子楽譜を管理できるクラウドサービスも同時にスタートします。
見開き2画面のディスプレイには、E-INK社製の“Mobius”13.3 型フレキシブル電子ペーパー″Carta e-paper technology″を採用したことで書き換えスピードやコントラストが向上。さらにこれにより薄型かつ、サイズも通常の楽譜とほぼ同じで(約482×310×6.05ミリ)、約660グラムと軽量な端末を実現しています。
付属する「スタイラスペン」はワコムとの共同開発で、スムーズに電子楽譜に書き込むことが可能です。また演奏時に重要なページめくりは、搭載した赤外線スイッチによりワンタッチで行ったり、別売りの「フットスイッチ」で操作したりとユーザーの使い勝手に合わせて選べます。
純正アクセサリーとして、スタイラスペンをホルダーに収納することで開かないようにできる「牛革カバー」も販売されます。
電子楽譜のファイル形式はPDFに対応し、手書きやブックマークなどの情報と共に保存してくれます。内蔵メモリーは8GBで、マイクロSDカードスロットも搭載。これ1つで大量の電子楽譜を持ち運べます。
加えて、Wi-Fi機能から「GVIDO クラウドサービス」に接続可能。楽譜の保存や購入ができる「GVIDO ストア」だけでなく、登録したメンバー間で電子楽譜を共有できる「マイライブラリー」機能も利用できます(※一部有償)。
日本以外でも北米と欧州で販売され、価格は米国の場合で1600ドル(約18万円・税別)を予定。予約は発売1カ月前に始まります。
(宮原れい)
関連記事
世界初、楽譜専用の2画面電子ペーパーが誕生 演奏中にワンタッチでめくってタッチペンで書き込みも
楽譜も紙からデジタルへ。本体を折り曲げて電子書籍をめくれるスマホ「Reflex」登場 紙の本みたいにパラパラできるぞ!
音や振動でページをめくった感触も再現。トリンプの世相ブラ最新作は「アナ雪」っぽい「仲良し姉妹ブラ」
電子ペーパーを使ったハイテクブラでもあります。紙のように曲がるスマートフォン、カナダの大学が開発
クイーンズ大学が開発した「PaperPhone」は曲げられる電子ペーパーを使った柔軟なコンピュータ。本体を曲げることで、電話をかけるなどの操作ができる。“シースルーiPhone”に一歩近づく? 米大学が透明なバッテリー開発
米スタンフォード大学の研究者が、透明に見えるバッテリーを開発した。「スティーブ・ジョブズ氏にこのことを話したい。透明なiPhoneが欲しい!」とコメントしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.