【緊急】「ど根性ガエルの娘」18話がヤバイ 作者がアレしてたり、出版事情のアレが見えて……
15話はネット中が騒然となりましたが、実はその後もかなりヤバかった。
先日公開されたばかりの『ど根性ガエルの娘』最新話、18話がやばい。見たほうがはやいので、先に読んでください。
『ど根性ガエル』の作者・吉沢やすみの娘、大月悠祐子が描く、自分たちの家族崩壊の話。1巻は「つらい過去があったけど、家族は再生してきたよね」的な空気で描かれていた(これはこれで面白い)。ところが15話で「という理想を、父がへそを曲げないように、編集さんが喜ぶように描いていた」と暴露。公開された時、ヤングアニマルDensiのサイトが落ちるくらいの騒ぎになった。「エッセイマンガ」としての今までの事実を、ひっくり返してしまったのだ。
その時の様子はこちら。
- これは事件だ。ただちに「ど根性ガエルの娘」を読むべし(エキレビ!)
- 【ネタバレあり】ネットのマンガ好き騒然 「ど根性ガエルの娘」15話で何が起きたのか(ねとらぼ)
- 話題沸騰電子書籍『ど根性ガエルの娘』紙媒体で緊急出版。電子書籍→紙媒体の流れくるか(アオシマ書店)
- 「ど根性ガエル」漫画家の娘による家族崩壊実録マンガ。恐怖や怒りも何もかも描いた(アオシマ書店)
16話、17話もやばかった。特に17話では、父・吉沢やすみが2016年7月に脳卒中で倒れていたこと(15話で初公開の話)、その頃週5で麻雀を打っていたシフト表まで描かれている。ギャンブル中毒で家庭を崩壊させた父親は、なんにも治ってなんかいなかった。
18話で、2つの初出しの話題がぶちこまれる。2013年2月16日。大月悠祐子の飛び降り自殺未遂。『ど根性ガエルの娘』2話では、父の吉沢やすみが自殺をうっすら考えビルに登った後、怖くなって降りたシーンがある。それを描いたのは、彼女が自殺未遂をした後だ。
もう1つ、2015年11月、アスキーで連載していた時の話。一巻が出た後も連載していたのに二巻が出ない、という妙な状態がしばらく続いていた。その理由と、ヤングアニマルDensiに移った時の事実を、全部18話で暴露。ファンは「どうりで」とTwitterで反応。「僕は……ッ『ど根性ガエルの娘』を……ッ、売りたかったです……!」と泣きながら電話してくる編集に対しての、作者の白けた顔が怖い。アスキーの人に怒られるんじゃないの、と余計な心配をしてしまうが、ここまできたら怒られても作者はやめないだろう。
このマンガ、時系列がめちゃくちゃにシャッフルされている。どういう順番なのか全然分からない部分も多い。そもそも整理整頓して、エンタテイメント性を持たせる作品じゃないのだ。リアルタイムの出来事、幼いころの話、引きこもり時代の話、狂ってしまった母とのぶつかりあい、大人になってからの諍(いさか)い。順に並べる余裕なんて無い、と言わんばかりにぶちまける。これは作者の、現在進行系の戦いの記録だ。ぜひともリアルタイムで話を追ってみてほしい。
話題になった15話は、6月29日発売の3巻に収録される。
関連記事
- 人が廃課金に堕ちていく仕組み『廃課金四姉妹』ガチャ爆死経験者必読、きっと泣いてしまう
- ファンならヤムチャをなんとかしよう「ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件」中編読んだ
- 大人気料理マンガ『食戟のソーマ』で「カップ焼きそば」えー!
関連記事
【ネタバレあり】ネットのマンガ好き騒然 「ど根性ガエルの娘」15話で何が起きたのか
まず1話と15話を先に読んでください!「ど根性ガエル」作者の家庭崩壊を描いた漫画、話題沸騰で“緊急単行本化” 家族の絆の再生ストーリーかと思いきや……?
ネット上の反響を受け、「限界ギリギリのスケジュール」で単行本化することが決定。「思い出の父はいつも酔っている」 アルコール依存症から始まる実録漫画「酔うと化け物になる父がつらい」がつらい
身近に潜むアルコール依存の怖さが描かれています。ベジータとの死闘始まる! 「ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件」約5カ月ぶりに続編公開
原作のヤムチャとは違ったかっこよさがある。休みなしで働いても手取り6万8000円…… アニメーターのリアルな実情を描いた漫画「アニメタ!」に反響
作者・花村ヤソさんのツイートがきっかけで話題に。干潟の平和は守られた! 漫画「ガタガール」が嘆願1万RT達成で復活掲載決定!!
おめでとう!!お肉のショート漫画がほっこりする飯テロ ある女性が「一番安い肉」から「たっかいお肉」を食べるに至るまで
人はどんなときに肉を食べる?週刊少年マガジン「ドメスティックな彼女」が再び袋とじに! 「だいぶアウト」「最近のマガジンはすごい」など紳士絶賛の内容
ちょっとマガジン買ってくる。
関連リンク
©アオシマ書店