紙に描いた“絵の人”との戦い……! 現実世界と交差して動きまくるパラパラ漫画に「すごすぎる」「発想に感動!」の声
描いた絵には優しくしましょう。
芸人の本多おさむ(@hondaosamu)さんがTwitterに投稿したパラパラ漫画が「すごい」「完成度高すぎる」と話題になっています。紙に描かれた“絵の人”がこんなに自由な動きをするとは……!
本多さんによってササッと描かれたシンプルな人の絵(以下「絵人間」と仮称)に、ちょっとした“嫌がらせ”をする創造主の本多さん。命を吹き込まれパラパラと動き出した絵人間くんに対し、紙を急に動かして転ばせたり、下の方に水を溜めたバケツを描いては、紙を持ち上げてその中に落としたりと、自然な流れでかなりファンタジーなコメディを展開します。
実際にはパラパラ漫画というよりコマ撮りした「ストップモーション・アニメ」的な内容ですが、平面の世界で動き回る絵人間くんの姿に、昔ノートに描いたパラパラ漫画を思い出す、どこか懐かしい世界観となっています。
といっても本番はここから。イタズラを笑って楽しむ創造主に腹が立った絵人間くんは、ここから怒濤(どとう)の反撃に出ます。
まず絵の中のバケツを倒しては、現実の机の上を水でビショビショに。さらに自分の服の袖をちぎっては丸めてこちらに向かって投げたり、自分が描かれている紙の上部を切り取って丸めたものを蹴っ飛ばしてきたりと、予想外な行動で本多さんへ攻撃する絵人間くん。
映像では、本物の丸めた紙が実際にこちらに向かって飛び出てきて、ついには本多さんの顔面にヒットする姿も。生き生きとした絵人間くんの動きも合わさり、本来はあり得ないはずの展開でも違和感のなさがすごいです……!
その後も落とし穴を描いてはそこに絵人間くんを落としたりと、紙の住人との戦いならではのやり取りが飽きさせない展開となっています。さらには逃げる紙を捕まえようとする流れから、本多さんの“左手”が戦死するというまさかの展開も……左手えええぇぇぇーッ!
作品時間は2分20秒となかなかの大作ですが、本多さんによると製作時間は3週間程で、2週間で描いては1週間で修正して完成させたとのこと。ちなみに最後は衝撃的な結末となっているので、ぜひ動画で見てください……! いろいろな意味で絵人間強い。
Twitterではクオリティーの高さに「私の知ってるパラパラ漫画とちがう」「なんだこれ!?」と驚く声が上がり、多彩な絵とのやり取りに「発想がすごい」と称賛する声が多く寄せられ、7月23日現在8万近いリツイートと14万近いいいねが集まる人気となっています。
画像提供:本多おさむ(@hondaosamu)さん
(宮原れい)
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