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映画「童貞。をプロデュース」配給会社と監督、「性行為強要」との出演者の主張を否定

10周年記念上映を中止した理由についても説明。

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 映画「童貞。をプロデュース」をめぐり、出演者が撮影時に性行為を強要されたと訴えていた件で、配給会社と松江哲明監督は8月31日、強要はなかったとするコメントを発表した。


配給会社と監督のコメント

 同作は8月25日から31日まで10周年記念上映を行う予定だったが、初日舞台あいさつで出演者の加賀賢三氏が性行為を強要されたと訴え、その後上映中止が発表された(関連記事)。

 配給のスポッテッドプロダクションズは上映中止の理由について、舞台あいさつで出演者から監督への暴力行為があったこと、その一部始終を観客が無断で撮影してネットで拡散したことから、平穏に上映を継続するため加賀氏に協議を申し入れたと説明。加賀氏が応じず和解できなかったため、「観客の安全を担保できないおそれ」があるとして、劇場と配給会社が協議し、上映中止を決定したとしている。

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 性行為を強要されたとする加賀氏の主張については、同氏は作品の趣旨について監督から説明を受けた上で出演に同意したとし、当該のシーンでも「一貫して撮影に協力的」だったとして否定。「性的なシーンの強要やパワーハラスメント等の違法または不当な行為は、『童貞。をプロデュース』においては存在しません」と述べている。

 とはいえ監督側は、「法的に強要と評価される行為がなかったとはいえ、結果として加賀氏が本作品への出演に不本意な思いを残しており、そのような思いが今回の言動につながったであろうことは否定しきれません」として、法的責任とは異なる表現者としての責任を感じているとコメント。加賀氏の舞台あいさつでの行動は「傷害罪、公然わいせつ罪、威力業務妨害罪等に該当する犯罪行為」としつつも、法的措置を取るつもりはないという。

 「童貞。をプロデュース」の今後の上映は現時点では未定としている。

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