「壁を蹴って、泣いた」　黒柳徹子、NHK入社当時の“悔し泣きエピソード”に大反響

　女優の黒柳徹子さんが11月28日にInstagramを更新。NHK入社当時のかわいらしい写真とともに、研修生時代に味わった“悔し泣きエピソード”をつづっています。

　現在放送中のドラマ「トットちゃん！」の時系列に合わせて、「ちょうど今、放送してる、私がNHKに入った頃の写真です」とテレビ女優第1号としてNHKに入局した1953年ごろの写真を公開した徹子さん。台本のようなものを手にコート姿でポーズをキメた若々しい1枚で、髪形はトレードマークの玉ねぎヘアとは違った、カールが掛かった横分けのスタイリングとなっています。めちゃくちゃかわいい……。

　投稿には、研修生時代のエピソードも添えた徹子さん。先輩俳優から「いいか、覚えとけ。蹴落とさねえ奴は、蹴落とされるんだ」と厳しい言葉を受けたという徹子さんは、「私は、1リハ（第1リハーサル室）の壁を蹴って、泣いた」と悔し泣きした過去を告白。目指していた理想とのギャップに強い嫌悪感を抱いたそうで、「私は、人を蹴落としたりなんかしない。そんな事までして、女優になんかなりたくない！」とあらためて決心したことをつづりました。

　そして現在に至るまでの63年間を振り返り、「考えてみると、自覚はしなくても、誰かを蹴落として、ここまで、やって来たのかもしれないのです」と重みのある言葉も。それでも当時の決心は揺らいでおらず、「誰かを蹴落とそうなんて、思わないで、ここまで、仕事をして来れたことに、感謝しています」と強く優しい信念が感じられるコメントで投稿を締めくくっています。

　ファンからは、「胸が熱くなりました」「徹子さんは優しくて天使のような人なんですね」「本当に素敵なお考えの持ち主だと、尊敬しています」など、徹子さんの慈愛に満ちた人間性をたたえるコメントが続々。若き日のレアショットにも、「徹子さん綺麗すぎます」「お若い！初々しさがあふれていますね！」「ステキな笑顔は変わりませんね」など大きな反響が寄せられました。