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「自席で涙ぐんだ社員もいた」 古参生主の“魂の叫び”は運営に届いたか 「意見交換会」にかけるniconicoの思い(2/2 ページ)

岐路に立たされたniconicoは再びニコニコできるのか。

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(百花繚乱さんのニコ生を見て)自席で涙ぐんだ社員もいた

―― 百花繚乱さんを呼んだのは、やはり“魂の叫び”動画の反響が大きかったからでしょうか。

ドワンゴ広報:百花繚乱さんがクレッシェンド発表会に対してリアルタイムでご意見をいただく放送をなさっていたこと、そのご意見が実に的確であったこと、そして、その放送が動画にまとめられてニコニコ動画ランキングの上位にも掲載されたこと、などから、多くのユーザーの方々も賛同されているご意見だと認識いたしまして、ユーザー代表としてお招きしました。

話題になった百花繚乱さんの“魂の叫び”動画。自宅から発表会の様子を実況していたが、古参生主ならではの熱さと、ユーザーの「こうしてほしかった」を的確にとらえたツッコミが共感を呼び、運営に「百花繚乱さんの動画を見てほしい」と意見するユーザーもいた

―― 百花繚乱さんの動画に対し、社内ではどんな声がありましたか?

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ドワンゴ広報:実はリアルタイムで繚乱さんの生放送を見ている社員はたくさんいました。「技術者を大事にしてほしい」という声については、自席で涙ぐんだ社員もいたと聞いています。社内には昔からniconicoのヘビーユーザーで、ニコ厨が高ずるあまりサービスを改善したくて入社した者も多数おります。彼らからも「ぜひ繚乱さんのお話を聞きたい、意見交換したい」との声が上がりました。

―― 栗田穣崇さんが個人のTwitterで意見を募集していましたが、どれくらいの反響がありましたか。

ドワンゴ広報:Twitterで意見を募集したときの返信数は以下の通りです。

5日(火):595件
9日(土):805件
10日(日):505件

※各日、時間を区切って質問を募集していた

 この他にダイレクトメールなども数十件いただきました。可能な限りは個別に返信させていただきましたが、全てに返信することが難しいこと、またTwitterではなく、生放送で意見募集を行ってほしいというご要望を多数いただきましたことから、今回の生放送の実施とさせていただきました。

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―― 発表会前の時点で、これほどの反発は想定していましたか。

ドワンゴ広報:反発を予測していなかった、というよりも、ユーザーの声に対して鈍感になってしまっていたことが、現在の弊社の抱えている大きな問題だと認識しています。それを発表会の場で痛感しました。今後はユーザーと対話し、ユーザーに寄り添った運営を心掛けていきたいと思っています。

―― 西村博之(ひろゆき)さんも発表会後、ブログで問題点を指摘していましたが、あれについてはどう感じましたか。

ドワンゴ広報:ご指摘はごもっともだと思いました。今後はユーザーに近い20代や30代の社員の声やアイデアを施策に取り入れるような組織体制に変えていくつもりです。


 2016年以降続くプレミアム会員の減少に加え、追い打ちをかけるように発生した今回の炎上。窮地に立たされたniconicoは再びかつての笑顔を取り戻すことができるのか、運営の真価が今まさに問われています。

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 niconico運営による「動画と生放送サービスに対する意見交換会」は12月12日20時からニコニコ生放送で配信予定。

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