「稲村亜美さん目指して殺到した行為は、決してあってはならないこと」 球児駆け寄り騒動で連盟がおわび文(1/2 ページ)
稲村さんと所属事務所に対しても「多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫びを申し上げる次第です」と謝罪。
日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟が3月12日付けで公式サイトに「3月10日開幕式始球式での出来事について」と題したおわび文を掲載。同連盟が開催した開幕式で中学生選手数千人がタレントの稲村亜美さんを取り囲み、身体が密着するほどの距離まで駆け寄った騒動について陳謝しています(関連記事)。
騒動が発生したのは3月10日のことで、始球式のためゲストとしてマウンドに上っていた稲村さんを中学生の選手らが360度取り囲んだほか、複数のチームの選手が稲村さん目がけて走り出し、稲村さんの姿が見えなくなる程の混乱が起きました。またこの騒動により複数の選手が押し倒されるなどして転倒。ねんざや打ち身などのケガを負いました。
この様子は動画で撮影されており、SNSやYouTubeなどで拡散。ネット上では稲村さんを気遣うコメントとともに、「可愛い子が目の前にいたから触るってそれもう紛れもなく痴漢ですよ」「球児らが中学生だからって軽く済ますのもおかしい」と厳しい意見が相次いでいました。
こうした事態を招いてしまったことについて協会側は3月12日にねとらぼ編集部が行った取材で「反省している」とコメント。「協会にも責任があると考えています」と話していました。
そしてその後公式サイトに掲載されたおわび文では「選手数名が怪我をするという事態にもなり、我々役員の事前検討が充分でなく関係する皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と陳謝。リトルシニアの卒団生である稲村さんと所属事務所に対しても「多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫びを申し上げる次第です」と謝罪しています。
また「選手が整列していた場所を離れ、あのように稲村亜美さん目指して殺到した行為は、決してあってはならないことだと考えています」と連盟の見解を示しつつ、今後については「その場にいた選手には、チームを通じて猛省を促すとともに、今後このようなことが起きないよう役員一同指導者、選手の教育を続けてまいります」としています。
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