コラム

さよならPHS。往年の名機「京ぽん」をいま使ってみた 11万画素のカメラで写す、2018年の東京(3/4 ページ)

PHSは2018年3月31日に新規受付を終了します。

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京ぽん、Googleからダメ出しされる

 続いてはGoogleマップへ。しかしページに入ると、「サポートされていないブラウザです。古いブラウザにはセキュリティ上のリスクがあり、しかも動作が遅く、Googleマップの新機能には対応していません」と、完膚なきまでにダメ出しを受けてしまいました。

 気を取り直して、今度はGoogle画像検索へ。しかし、画像検索なのに、肝心の画像が出てこないという惨状です。さすがに10余年の歳月は大きかったということでしょう。


Googleからお叱りを受ける京ぽん(AH-K3001V)

「画像が出ない画像検索」という矛盾が発生

 それにしても、「メモリが不足しています」と「サーバー証明書一式が不完全です(中略)承認しますか?」があまりにも頻発します。特に後者が1つの読み込みのうちに何度も連発するので、それにわざわざ「OK」を押すのが大変。

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 当時使えたサイトも、サービスを中止しているページが極めて多いです。また当時はまだ「2ちゃんねる」が全盛の時代。当時筆者も京ぽんで良く見た「携帯版2ちゃんねる」にもアクセスしましたが、「このアドレスはもう利用できません」という悲しいアナウンスが流れ、サイトに入れませんでした。

 PCと同じレイアウトで見られるのがウリだった「フルスクリーンモード」にしても、「メモリ不足」のメッセージが頻発して見られません。今のサイトがそれだけ重くなったということでしょうか……。

 当時いち京ぽんユーザーであった筆者としては心苦しいのですが、「京ぽんだー 今じゃ(ほぼ)何もできないぞー!」とでも言うべき状態になっていました。


このメッセージが何度も何度も出て、快適なブラウジングを妨げる

もうあの日は戻らない、悲しいアナウンス。

メーカーの公式サイトは安心して使える

 そんな京ぽんですが、ワイモバイルの公式サイトと、京セラの公式サイト(サイトK)は、今でも比較的快適に閲覧できます。しかも放置されているわけではなく、逐一更新がなされているもようです。このスマホ全盛のご時世に、よく日々更新しているな……と頭が下がります。

 ワイモバイルサイトはYahoo!をほうふつとさせる少し現代的な作り。それとは対照的に京セラの「サイトK」の方は、「着信メロディ」「待受け」「占い」という3つのメニューから分かるように、昔ながらの作りです。ガラケー時代を知っている者から見ると、郷愁を思わずにはいられません。いつまでも残ってほしい。

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ワイモバイルのサイトはYahoo!に似たデザイン

京セラの公式サイト(サイトK)は良き時代の匂いが感じられる

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