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「おじいさんは山へシヴァ狩りに」 最強の祖父母によるパロディ漫画、桃太郎が戦わずしてハッピーエンドに

おじいさんは「破壊神(シヴァ)狩り」に、おばあさんは川へ(残酷な)選択(で敵を攻め)に。

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 漫画家の一智和智(@burningblossom)さんが描いた、「おじいさんとおばあさんが半端なく強かった場合の桃太郎」がTwitterで好評です。みんなが知る昔話のように、おじいさんは山へ柴刈りに……じゃない。「破壊神(シヴァ)狩り」に行くとか本当に強すぎる。

※シヴァ:ヒンドゥー教の主神の1人。世界の創造や破壊、再生をつかさどるとされる
2人とも面構えがかっこいい

 一方おばあさんはというと、川へ洗濯……ではなく“選択”に。対峙した龍神から「壱…俺に食われて死ぬ」「弐…八つ裂きにされて死ぬ」と死に方の選択をせまられますが、おばあさんは「参 お前を3枚におろして殺す」と返答しバチバチムードに。夫婦そろってアグレッシブすぎるよ!

桃、まさかのスルー

 緊迫した場面に、原作通りどんぶらこっこと流れてくる大きな桃。死闘を繰り広げるおばあさんが気付くはずもなく、桃は素通りして海へ出て、鬼ヶ島に漂着してしまうのでした。

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 かくして桃から生まれた子どもは鬼に拾われ、「大きくなってから食おう」と家畜扱いされることに。成長していよいよ鬼に供されようという瞬間――救いの手がやって来ます。

 現れたのは、ただ鬼退治に来たおじいさんとおばあさん。たやすく鬼たちを葬ると、ようやく少年の存在に気付きます。夫婦は「わしらの家来るか?」と、少年を迎えることに。過程はどうあれ、原作通り3人は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。

おじいさんたちが少年の出生を見ていないので、彼の名は「桃太郎」にならないかもしれない

 圧倒的な老夫婦の強さに、「桃太郎、鍛えられてめっちゃ強くなりそう」「2人の若いころが見たい」など感心する声が多数。「イヌ・サル・キジの立場がない」という感想も……ハッそういえば。

画像提供:一智和智(@burningblossom)さん

(沓澤真二)

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