コラム

「コシヒカリ」はカタカナなのに、「あきたこまち」はひらがなを使う理由

実は“命名ルール”があった。

advertisement

 コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちなど、有名ブランド米の名前にはよくひらがな、カタカナ表記が使われていますが、実はこれには、かつて存在した“お米の命名ルール”が影響しているのだとか。

 今回は、そんなお米の雑学をご紹介します。

解説

 日本では明治時代から、国主導のもと米の品種改良が行われていましたが、戦後、都道府県もまた品種改良を手掛けるように。国、都道府県どちらが育成したものなのか区別できるように、1950年以降、新しい品種ができると以下のようなルールに基づいて名前が付けられようになったそうです。

advertisement
  • 国が開発した品種:名前に「カタカナ」を使う
  • 都道府県が開発した品種:名前に「ひらがなか漢字」を使う

 このルールが維持されていた約40年のあいだに誕生したのが、コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちといったブランド米。現在は自由に名前が付けられるようになりましたが、「お米の名前」というと、これらの品種名が頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

 ちなみに、この“命名自由化”が行われた背景について、山形県庄内総合支庁によるセミナー内では「お相撲さんみたいな品種名が多くなってきてカタカナが使いにくくなり、制度改正が求められたから」と説明されています。

おまけマンガ

他にもある! こんな雑学

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  7. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  8. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  9. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  10. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」