とんでもない才能が開花してしまった 「あそびあそばせ」華子役の木野日菜の演技力が「人間じゃない」領域に
絶対声帯4つぐらいある。
現在TOKYO MXなどで放送中のテレビアニメ「あそびあそばせ」で、ある1人の声優がアニメファンたちから注目を集めています。それが、主人公本田華子役の木野日菜(きのひな)さん。注目を集めている理由はただ1つ、「物理的に」人間を超越した演技力にあります。どこから声出してるんです……?
「あそびあそばせ」は、白泉社のヤングアニマルで涼川りんさんが連載中の同名の漫画を原作としたアニメ。女子中学生3人が設立し(ようとしたけど生徒会長に認められなかっ)た「遊び人研究会」での日常がハイテンション&オフェンシブに描かれます。
木野さんが最初に才能の片りんを見せたのは、第2話の「魔女裁判」。オリヴィアのカバンの中身に対して追求していくシーンで、オリヴィアがリア充グッズである化粧ポーチを持っていたことを認めた瞬間「エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛おぉ化粧ぉ↑ポォ↓ツィィィー!↑」と迫真の黒魔術ボイスを響かせました。
ここで最初に「この声優は……?」と思った視聴者は多かったようで、少しずつ木野さんの演技に言及するコメントが増え始めます。筆者もこのシーンはかなりお気に入りで、30回ぐらい聞き返しました
同じく2話の生徒会長に土下座しながら部費をねだるシーンでは、思いっきりせりふをかんで言い直しているところも。普通に考えればアニメでかんでいるせりふがそのまま使用されるというのはありえませんが、あまりに面白かったためかそのまま採用されたもよう。勢いが常識を超えてしまった瞬間です。
続く3話で、木野さんの「人間を超えた演技」は、頂点に達します。一時期Twitterなどで原作漫画の切り抜き画像がバズった、「あめ玉が溶けないまま授業が始まってしまい英語の音読中に喉につまらせマンドレイクのような絶叫を上げるシーン」で、人間から発せされているとは思えないデスボイスを披露。
このシーンでは、「なんなのこの声優さんw」「どこから声出てんだ」「命かけすぎ」「狂気」「人間が出せる音じゃない」「ホラー」「声優の喉が死ぬ」といったコメントが大量に寄せられました。ここはもうせりふを文字で表すことが本当に不可能なので、実際に見てみてほしいところです。
他にも、5話でオカルト研究部の岡さんと「ひとりかくれんぼ」をした際に呪われないために塩水を回し飲みするシーンでは「あいあいあいあいあいングググググクククク!!」と奇声を発しながら一気飲み。「水を飲むだけで笑わせる女」と言わしめました。
華子はよく人間とは思えないほどの顔芸を繰り出しますが、そこに木野さんが人間とは思えないような声を当てているため、一部シーンではもはや完全にクリーチャーや宇宙人と化しています。OPの歌ってるしとやかなあの子は、一体どこに行ってしまったのでしょうか。
声のインパクトが顔芸にすら勝っているシーンも多く、作画よりも木野さんの演技に対するコメントの方が多く寄せられているシーンも多数。強烈な顔芸に負けぬ演技(というかもはや奇声に近い)には、あっぱれと言うしかありません。
あまりの奇声ぶりに喉がつぶれるのではないかと心配する声も上がっていますが、「水を飲めば大丈夫」とのこと。ただし、収録の際には、ペットボトル2本では済まないほどの水を消費するそうです。かなり体力を使っている様子。木野さんは声優としてはまだ新人ですが、同作をきっかけに飛躍していってもらいたいものです。
また、木野さんだけでなく、オリヴィア役の長江里加(ながえりか)さんと野村香純役の小原好美(こはらこのみ)さんも、非常にいい演技をしています。極めて声優に恵まれた作品となりました。
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