コラム

【マンガ】雨模様が“天気予報で使うべきではない言葉”になった理由

便利だけど、ややこしい表現。

advertisement

 あなたは「雨模様」という表現を、どちらの意味で使っていますか?

  • 小雨が降ったりやんだりしている状態(つまり、もう雨が降っている)
  • これから雨が降りそうな状態

 実はこの言葉の意味にはややこしいところがあり、気象庁は“天気予報などで用いるべきではない語”だとしています。一体、どうしてなんです?

解説

 雨模様(あめもよう)という言葉のもともとの形は「雨催い(あめもよい)」だといわれています。この「催い」は「今にも○○しそうな様子」を指し、例えば、「花催い」は「桜の花が咲きそうな気配」という意味になるのだとか。

advertisement

 このため、雨模様の本来の意味は「雨が“降りそう”な状態」。しかし、近年、新しい用法が現れ、「雨が降っているもよう」というときのように「雨が“すでに降っている”状態」を指すことも多くなっているのだとか。つまり、古い意味、新しい意味の両方が使われるようになっている、というわけです。

 NHKによれば、新しい用法の雨模様は「地域や時間帯によって、雨が降ったり降らなかったり」という複雑な状況を一言で表現できる「便利なことば」。しかし、「意味があいまいで解釈が分かれる表現なので、天気予報では使いません」とのこと。

 ちなみに、この他にも「雪模様」「荒れ模様」といった表現もありますが、気象庁がWeb上に掲載している「天気予報等で用いる用語」では、広く「~もようの天気」という表現が「意味がいろいろにとれるため用いない」とされています。

主要参考文献

おまけマンガ

advertisement

他にもある! こんな雑学

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  4. 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  5. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  8. 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  9. 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  10. セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」