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アニメーター・木村圭市郎さん亡くなる 「サイボーグ009」「タイガーマスク」でキャラクターデザイン・作画監督を担当

今見ても格好良い絵の数々。

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 アニメーターの木村圭市郎さんが10月19日に亡くなっていたことが、10月22日、木村さんが主催するアニメスタジオ・ネオメディアプロダクションの公式サイトで公表されました。80歳でした。

 木村さんは1964年に「少年忍者 風のフジ丸」で原画デビュー。1966年にレインボー戦隊ロビン」で初のキャラクターデザイン・作画監督を担当すると、同年には劇場版「サイボーグ009」でもキャラクターデザイン・作画監督を担当。さらに「サイボーグ009(テレビ版)」や「タイガーマスク」など、60年代を代表する作品に次々と参加。

 荒々しいアクションやキレのあるギャグは、金田伊功さんを始めとする数多くのアニメーターに大きな影響を与えました。

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「サイボーグ009」「タイガーマスク」(画像はAmazon.co.jpより)

 生涯現役の精神で、2015年にはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」を活用し、自身で原画・動画まで手掛けた「GO! SAMURAI」を制作(関連記事)。2016年には劇場作品「風のように」やテレビアニメ「ドリフターズ」などにも参加していました。

Kickstarterを活用して制作された「GO! SAMURAI」。2016年にYouTubeで無料公開されました

 長男でイラストレーターの木村タカヒロさんはTwitterで「『俺のアニメはロックだ』と語り、超絶カッコいいアニメーションを生み出した圭市郎」「身内としての悲しみもありますが、日本のアニメーションの一つのスタイルをつくった父の歴史的功績を、僕の残りの人生を使って伝えていきたいと思います」と投稿しています。

業界関係者からも多数の反応が

 ネオメディアプロダクションは訃報に合わせ、アニメーション制作業務の休止を発表。スタジオによると木村さんの葬儀は近親者のみで執り行われたとのこと。後日「お別れ会」が予定されています。

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