ニュース

「中学の時の卒業文集出てきた」 → ある意味すごい文才だと称賛集まる 「これはこれで才能」「天才か」

清水義範の「深夜の弁明」みたいな。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 作文の課題はうまく書けないと、無用な読点や改行などで、どうにか原稿用紙を埋めたくなるものです。そんな思考から、「書くことがなくて困っている」といった言い訳だけで埋めた卒業文集の作文が、Twitterで注目を集めています。あきれるくらい内容はないが、最後まで読ませる筆力はある。

3年3組・出席番号4番で「334」が完成しているのはたまたまで、阪神は関係ないそうです
びっしり書いてあるけれど内容は皆無(画像提供:亟さん

 投稿主の亟(@geminiminmin)さんが、中学校卒業時に寄せた作文。書き出しを「書くことがない」で始め、「どうやって用紙を埋めるか考えた結果、このような書き出しに」と、どんどん言い訳を重ねてマスを埋めています。

 中盤からは「字数稼ぎをした」ことを説明して字数稼ぎ。「これだけで用紙を埋められたのだから文才があるのではないかと思ったが、そもそも才能があったらこんな文書かない」といった独り芝居のような文で、270文字詰めの原稿用紙を9割ほど埋めるのに成功しました。最後の2行は「さて、卒業にあたってだが、もう用紙がないので終わりにする。」と、30文字分ぴったり書き切っています。

advertisement

卒業にあたって

 今、僕は卒業文集を書いているところだが、正直に言うと書く事がなくて困っている。これを読んだ人は、変な書き出しだな、と思うかもしれない。僕もそう思う。どうやってこの二七〇字の用紙を埋めるか考えた結果、このような書き出しになってしまったのだ。現に、ここまでの文章で用紙の半分近くを埋めている。思ってたよりも、用紙を埋めることができて、一安心している。文章を書く才能があるのでは、と思ったが、そもそも才能のある人は、こんな書き出しはしない事に気づき、少しだけ悲しくなった。

 さて、卒業にあたってだが、もう用紙がないので終わりにする。

亟さんのツイートより。原文ママ)

 「テンポが軽快で読みやすい」「きっちり最後のマスまで書き切れたのは才能では」など、ツイートは好評を博しました。締め切りに間に合わなくなった小説家が言い訳を書き連ねた結果、謝罪文が依頼されていた小説の枚数に達する様を描く「深夜の弁明」(清水義範)なんて小説もありますし、磨けば光る才能なのかもしれません。

「深夜の弁明」(Amazon.co.jpより)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 高3女子「進学を機にイメチェンしたい」→美容師に依頼すると…… 仕上がりが「すげえええ」「鳥肌立ちました」と1000万再生
  2. 40代女性、デートに行くため“本気でメイク”したら…… 別人級の仕上がりに「すごいな」「めっちゃ乙女感出てる」
  3. 「妻は19歳で16個下」で結婚 “年の差夫婦”の22年後……ビフォーアフターに反響 「ほっこりした」
  4. 30年以上前の製品がかっこいい ソニーの小型ラジオのデザインが「すごい好き」「いまでも通用しそう」
  5. 砂浜に転がり黒ずんでいたハリセンボン→水槽に入れて50日後…… “驚きの変化”に「はじめて知った」「長生きしてほしい」
  6. 大切にしまっていた“レトロかわいい生地”を切って貼って…… 完成した“すてきなアイテム”に「素敵」「めちゃくちゃ憧れる生活」
  7. ごはん炊き忘れた父「いいこと閃いた!」→完成した弁当に爆笑「アンタすげぇよ!」 息子「意味ねぇことすんなよ」
  8. 天使のような大型犬の子犬が成長すると…… “極悪非道な悪魔”へと変貌した姿に爆笑「最&高」「でも幸せそう」
  9. 新生児がなかなか寝つかず、助産師さんに預けたら…… “まさかの姿”で戻ってきた赤ちゃんが280万表示「世界一かわいいおにぎり」
  10. 「尊敬するばかりです」 1人暮らしの80代おばあちゃんが作る“常備菜”がすごい! 食卓がパッと華やかになり「挑戦してみたい」