レビュー

「ボロッボロ……大丈夫かこれ」 東武鉄道がいろいろすごい「2機目のSL」を復元する理由(3/3 ページ)

こ、この存在感、すごかった。復元前のSL 2号機の姿を写真でチェック【フォトレポート】

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2019年明けから復元作業に着手

 復元チームは全20人。2020年冬の完了を目指し、1号機のC11 207が受ける中間検査作業後となる2019年の年明けからC11 1の復元作業に着手する計画です。


東武鉄道 SL復元チーム

 「“これはすごいな”と。初見は……悪いところしか目に入らないくらい(笑)。でも、チームメンバーのやる気は十分。まず、ほぼバラバラにすることになる。復元作業においては当時の国鉄OBの方や大井川鐵道にも指導を仰ぎながら進め、日常の保守のみならず、SL全般の技術力を磨き上げていく」(東武鉄道車両部車両管理所 SL復元チームリーダーの須藤和男氏)


南栗橋SL検修庫にも潜入

広くてきれい

天井にSLならではの排煙装置がある

排煙装置は屋外の浄化システムにつながっている

SLはこんなふうに検修庫へ入ってくる

取り外されていた蒸気ドーム

運転台の窓

運転台

C11 1が最後に活躍した釧路開発埠頭の方の記名が。1975年10月18日、おそらく引退したときのものではないかと

運転台もどっぷりと年期が入っていた

いい形のハンドル

運転台の側面に「星にK」マーク。

運転台の中に当時のシートが

サビサビのファン

引退時の最後のもの……(?)と思われる発着票

特殊貨物検査票。高さ3メートル94センチ、幅2メートル94センチ、全長12メートル65センチであったことが書かれている

「C11 1(型式C11)」のプレート

復元に必要な、貴重な部品の数々

 こんなC11 1がどこまできれいになり、そして走るまでになるのでしょう。とても楽しみですね。2020年冬、無事に復元され、C11 207と並んで力強く走るC11 1の勇姿、その実現を楽しみに待ちましょう。

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