母乳育児でも「1杯なら大丈夫」? 米女優の「赤ちゃんを抱っこしながらワイン」写真が賛否呼ぶ
2018年11月に長女を出産したばかりのケイト・アプトン。
映画「ペントハウス」「ダメ男に復讐する方法」などで知られる米モデルで女優のケイト・アプトンが12月23日に投稿した“赤ちゃんを抱っこしながらワインを飲む”写真が論争を呼んでいます。総マジレス時代だ……。
英男性誌『MAXIM』の「世界で最もホットな女性100人」で1位に選出されるなど話題のアプトンは11月、プロ野球選手の夫ジャスティン・バーランダーとの第1子ジュヌヴィエーヴちゃんを出産。写真では、飛行機内のアプトンがベビーキャリアでジュヌヴィエーヴちゃんを胸に抱き、赤い飲みものが入ったグラスを口につけニッコリ。「2人とも授乳」のコメントの後ろにはワインと哺乳瓶の絵文字を添えました。
この写真には「飲酒したり、たばこを吸ったりしたらそのツケはジュヌヴィエーヴが払うんだよ。あなたじゃなくて」「母乳育児をしてないのか、母乳育児中に飲酒してるのか、どっちにしてもひどい母親」「僕の妻は母乳をあげてたときカフェインもアルコールも断っていたよ」と、アルコールが母乳を通して赤ちゃんに影響するという意見や、母乳を与えずミルク育児をしているのかなど批判のコメントが寄せられました。
そして「彼女はこれが論争になるって知ってて投稿してるだけだよ」「我慢できないんだったら、飲酒は恥じゃない……と思う……でもどうしてSNSでこれを推進するの?」「赤ちゃんを抱っこしながらワインを持っている写真なんて見たくない」と、話題をさらうためにわざと炎上させている、SNSに投稿するべき画像ではないと不快感をあらわにする人も。
しかし、全体を見ればアプトンを擁護、肯定する声が勝っており、「私も母乳あげながら飲んでたよ。グラス1杯なら大丈夫なのに、たくさんの人が知らないで非難しようとするんだよね」「母乳中のアルコール量をチェックできるテストもあるし、彼女が自分の赤ちゃんを危険にさらすわけない。母親も休息するべき」と自身の経験と重ね合わせて同調する声や、母親がリラックスすることの大切さについてコメントする人が目立ちました。
また、アルコールは赤ちゃんにとって悪影響があるとする声に対し、「お酒は問題ないよ。母乳に到達するのに30分、そこから薄まるのに2時間かかるだけ」「1杯のビールは母乳を作るのを助けるんだって」と適量のアルコールは母乳に影響しないという説や、アルコールが母乳を作る助けになるという説を書き込む人も多数。そうなの?
中には「これにはどんなメッセージがあって、どう解釈すればいいの? 説明不足だと思う」と書き込む人もいるように、アプトンが写真につけたコメントは「ミルク育児をしているから飲酒はOK」「母親にも楽しみが必要」「母乳にアルコールは影響しない」など、さまざまな解釈ができるため、それがいろいろな方面からの批判を呼んでいるようです。
なお、「ぶどうジュースだと思うんだけど」と前提を覆すコメントも。もしかするとアプトンのジョークだったのかもしれませんが、母親の振る舞いはどこでも厳しい目でみられがち。特に赤ちゃんの健康に関することだけに、今回は論議を呼んでしまったようです。
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